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中学受験もいよいよ本気モード! 小6の子が秋に取り組むべき課題の難易度設定

マイナビウーマン

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中学受験。本番はまだまだ先と思っていても、6年生の夏休みを過ぎたあたりから入試当日まであっという間だったと多くの先輩ママパパが話します。そこで今回は、受験学年である小6家庭に向けて、わが子の成績を上げるための秘策をこっそり伝授。中学受験専門塾「伸学会」代表・菊池先生が「一番成績が上がる難易度」をアドバイスします

夏休み明けの6年生に向けて

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こんにちは。中学受験専門塾 伸学会代表の菊池です。

夏休みが終わると、いよいよ入試本番に向けたカウントダウンが始まります。

毎年のことですが、この時期になると入試が近づいてきていることを感じて、身が引き締まる思いがします。

そこで今回の記事では、受験に向けて小6の子が秋に取り組むべき課題の難易度設定についてお話ししようと思います。

小6のお子さんを持つ親御さん向けにお伝えしますが、この記事を読んでいるあなたのお子さんが5年生以下だとしても、知っておくときっと役に立つはずです。ぜひ最後まで読んでくださいね。

成長につながる難しさってどのくらい?

さて、おそらく多くの塾では6年生前半までで、ひと通りすべての学習を終えて、夏期講習で総復習をするカリキュラムになっていると思います。

そして、これからの時期は、過去問演習と苦手単元の補強という流れになっていくでしょう。

苦手単元をピンポイントで補強していけば、格段に速く成長します。

過去問をやって苦手単元を見つけたら、テキストでそれを潰していくのがおすすめです。

ただ、そうしようとしたときに迷うのが、「どのくらいの難しさの問題をやったら良いの?」ということではないでしょうか。

追加で市販の教材を購入するにしても、これまでのテキストをもう一度使うにしても、どのレベルの問題をやるのかは難しい選択です。

どれくらいの難易度の問題をやるのが、最も成長につながるのでしょうか?

あなたはどれくらいだと思いますか?

正答率と「ちょうど良いライン」

教育心理学の研究によると、正答率80%~85%位の問題をやるのがもっとも成長につながるそうです。

思ったよりも正答率が高めだ、と感じませんか?

もっと難しい問題に取り組んだ方が、成長につながる学びがありそうに感じますよね。

しかし、実際に小学4年生のクラスの算数の成績を調査したところ、正答率約82%の問題を生徒にやらせていた先生のクラスは良い成績を取り、正答率約73%の問題を生徒にやらせていた先生のクラスは成績が悪かったそうです(https://www.aft.org/sites/default/files/Rosenshine.pdf)。

できる問題の割合が73%でも、課題の難易度としては難しすぎるということなのですね。

一見すると簡単すぎるように思える問題に取り組んだ方が、結果として成績が伸びました。

その理由は難しいと感じる問題に取り組むと、集中力が下がる子が多いからです。


コロンビア大学の心理学者ジャネット・メトカーフ博士によると、どのレベルの問題に取り組むかを選ばせると、習熟度が高いもの――つまり、そこそこスラスラ解けるものの方をやりたがる傾向があるそうです。ただし、一定のラインを超えて簡単すぎるものになると、それはそれでやる気が激減するようです。

グラフにするとこんな感じだそう。

Oyako norinori 20220926 01

出典:http://www.columbia.edu/cu/psychology/metcalfe/RPL.html

難しい問題は、できる気がしないからやる気にならない。その一方で、簡単な問題も「解けて嬉しい」とか、「やりがいがある」という気持ちが失われて、ただの作業のようになり、面倒くさくなってやる気がしないんでしょうね。

問題の難易度による集中力の違いを比べた実験では、習熟度が低い参加者は難しい問題のときにボーっとする時間が増え、習熟度が高い参加者は簡単な問題のときにボーっとする時間が多くなったそうです。

Oyako norinori 20220926 02

出典:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26849889/

人によって集中できるちょうど良いレベルが違う、ということがわかります。

難しくて集中力が途切れるでもなく、簡単すぎて退屈になるでもない、自分にとって最適な難易度の課題を見つけるのって難しいですね。

その見極め方としては「ちょうど良い難易度が正答率80~85%」ということなのだろうと思います。

過去問演習やテキスト学習の難易度は

さて、ちょうど良い難易度について、正答率80~85%ということなのだろう――と書きましたが、もちろん、どんなときでもこの難易度のものでなければならないということではありません。

そもそも過去問は、合格者平均点が60点くらいなことも多いわけです。

でも、だからといって、「過去問が勉強内容として不適切だ!」なんてことは言えませんよね。

過去問演習は、どんな問題がどのくらいの難易度で出るのかを知るために、必須です。

こうした場合には、受験者平均点なり合格者平均点なりを目標点数として決めて、その80~85%――つまり40~50点くらいがとれると難易度として適切だと考えると良いのではないでしょうか。

入試問題を時間を計ってやるときには、多少難しくても集中して粘り強く取り組める子が多いですしね。

あるいは、個別指導や家庭教師の先生、お父さんお母さんがそばにいて、つまずいていたらヒントをあげながら後押ししてあげられるのであれば、自力でできる問題は80%よりも少なくても良いかもしれません。

一方で、通常のテキストの学習を子ども一人で進める場合には、やはり80~85%ができるレベルの問題に取り組むのが良いだろうと思います。

もしそれ以下の正答率になってしまうようでしたら、練習問題はやらずに基本問題だけをやる、C問題はやらずにB問題、A問題だけやる、あるいはちょうど良い難易度の市販のテキストを購入するなど、難易度を調整してあげてくださいね。

成績アップのためには、勉強のやり方・勉強の量も大事ですが、何をやるのかもとても大事です。

子どもによって得意科目・不得意科目はバラバラですから、同じ4科目偏差値50の子たちを集めたクラスでも、ちょうど良い算数の課題のレベルは違います。国語も社会も理科も違います。

ですから試行錯誤しながら、あなたのお子さんにとってちょうど良いレベルの学習を見つけていきましょう。

中学受験ナビの連載『親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる』の記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ

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