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感染者増、志村けんさん…新型コロナを一層恐れるべきか、これまで通りでいいのか

オトナンサー

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上野公園で花見をする人たち。都は「宴席自粛」を呼び掛けたが…(2020年3月、AFP=時事)
上野公園で花見をする人たち。都は「宴席自粛」を呼び掛けたが…(2020年3月、AFP=時事)

 東京都を中心に新型コロナウイルス感染者が増加していることや、都知事が盛んに「ロックダウン(都市封鎖)の瀬戸際」と叫んでいること、タレントの志村けんさんが新型コロナによる肺炎で亡くなったことなどから、以前よりも格段に不安感が高まっているように思います。不安要素がこれだけ重なると、ウイルスとどう向き合えばよいのか分からなくなる人も多いのではないでしょうか。

 不安要素が増えている今、私たちは新型コロナウイルスをこれまでよりも恐れた方がよいのでしょうか。あるいは、これまで通り、恐れ過ぎないままでよいのでしょうか。医療ジャーナリスト・キャスターの森まどかさんに聞きました。

「過度に恐れ過ぎない」でよい

Q.新型コロナの不安要素が次々と出てくることから、過度な恐怖心を持ちがちです。そうした状況の中で改めてお聞きしますが、新型コロナについて現状で分かっている「過度に不安になるべきではない点」、いわば「安心できる点」はどのようなことですか。

森さん「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は世界180以上の国と地域(2020年4月2日現在)に広がり、現在、ヨーロッパ、アメリカを中心に爆発的に感染が拡大し、日本でも東京、大阪など都市部を中心に感染者が急増しています。

感染者も死亡者も増え続けるウイルスの勢いを恐れることは当然ですが、一方で世界保健機関(WHO)が分析している通り『感染者の8割が軽症あるいは無症状』ということも、このウイルスの特徴として分かっています。

日本でも8割が軽症か無症状者、2割が入院治療の必要な病状で、集中治療室での治療が必要で救命が難しくなる患者は約5%と報告されています。つまり、多くの人は回復する病気なのです」

Q.次々と新型コロナの不安要素が出てくる中で、感染することを「過度に恐れる」雰囲気になりつつあるように思います。こうした状況で私たちは、これまでよりも新型コロナを恐れた方がよいのでしょうか。あるいは、これまで通り恐れ過ぎないままでよいのでしょうか。

森さん「これまで通り、過度に恐れ過ぎないままでよいです。むしろ、何に対して恐れるかということを考えることが大切です。世界を見れば、新型コロナの感染者は約100万人(4月3日現在)で、ほぼ全域に広がっています。今後、日本でも感染者は増えます。自分が感染するかもしれないし、もう感染しているかもしれません。

解明されていないことが多い上に、目に見えない相手はもちろん怖いです。しかし、感染リスクの高い場所へ行かないこと、正しい手洗いで予防できる部分は大きいですし、感染した場合も8割は軽症か無症状です。

体調が悪いと思ったら外出せず、熱を測り、風邪のような症状がないか、味覚嗅覚の異常がないか、自分で健康観察すれば第1段階の対応はできます。症状に大きな変化がなければ自宅療養で治ります。これが“過度に”恐れなくていい部分です。

一方、私たちが恐れなければならないのは、例えば、糖尿病や呼吸器疾患などの持病がある▽高齢である▽妊娠している――というような重症化のリスクを持つ人たちに、自分が気付かないうちに感染させてしまうことです。

亡くなった志村けんさんの報道にもあるように、新型コロナによる肺炎は『重症化すると悪化のスピードが速い』と報告されているので、それを恐れ、健康な人たちは自らの行動に気を付ける必要があります」

Q.自粛要請にもかかわらず、週末に外出している若者がいたことが問題視されています。感染拡大を防ぐために、ある程度「過度に恐れる」雰囲気が必要なときもあるのでしょうか。

森さん「最近は都市部を中心に感染ルートが分からない感染者が増え、特定できない濃厚接触者があちこちで感染を広げてしまうことにより、『オーバーシュート』といわれる爆発的な感染拡大につながることが警戒されています。地域がこうした状況のときは『過度に恐れる』くらいの緊張感があってよいと思います。

新型コロナ感染者の小規模集団である『クラスター』が生まれやすいのは(1)換気の悪い“密閉”空間(2)人が集まる“密集”場所(3)近い距離で会話をする“密接”場面、この『3つの密』が重なる場所で、接客を伴う飲食店や居酒屋、カラオケ、ライブハウス、スポーツジムなどが該当しますが若者に限らず、一部では深夜までお酒を飲んだりカラオケをしたりしている姿を見ます。

先が見えない新型コロナとの闘いに『コロナ疲れ』『自粛疲れ』という声も聞こえてきます。3月の3連休は桜の開花や気温の上昇と重なり、一気に警戒感が緩んだ印象がありました。

人が動くこと、集うことによって感染は広がります。感染者が多い都市の医療機関は、受け入れ可能な病床が限界に近づいている上、重症化した患者を治療する医療従事者も集中治療室も、人工呼吸器や『ECMO(体外式膜型人工肺)』などの医療機器も全く余裕がありません。

特に『感染拡大警戒地域』に分類される地域では、感染者の増加によって、がん、心臓病、脳卒中、救急搬送などに対する通常の医療提供体制に影響が生じ、医療全体が機能しなくなる『医療崩壊』が起きることが懸念されています」

Q.これだけ不安要素が立て続けに出てくると、不安感が大きくなり体調にもよくありません。どのようにして対処すればよいでしょうか。

森さん「感染拡大を防ぐために求められる数々の自粛や一斉休校などによって、経済、教育、雇用、スポーツ、エンターテインメントなどは大きな影響を受け、社会全体が新型コロナの存在に底知れぬ恐ろしさを感じているのは確かです。閉塞(へいそく)感や緊張感もまん延しています。

ただ、いつ終息するかは誰にも分かりません。長期戦につきあう覚悟で、柔軟に“今できること”を考えましょう。家族以外の人と直接コミュニケーションを取る機会が少なくなりがちなので、友人とスマホやパソコンを通して顔を見ながら話すのも気分転換の一案です。散歩やジョギングなども問題ないとされています。

また、新型コロナに関する情報が過多になっていて、真偽のほどが分からないことも不安やストレスの一因です。公的機関が出す情報などに限定してアクセスするというのも一つの方法かもしれません。もし、うつ症状や不眠などの精神症状、動悸(どうき)や排便異常などの身体症状が続き、強くなるようであれば、医療機関を受診するのがよいと思います」

オトナンサー編集部

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