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「100年前のモノだよ…?」 現役の“扇形車庫”に子どもたち大熱狂 何がイイのか聞いてみたら“ズバリ”な回答

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鉄道車両基地に残る現役の「扇形車庫」が、台湾の観光スポットになっています。炎天下の中で固唾をのんで稼働の時を待つ子どもたちに混じって見学。102年前の鉄道施設に、子どもたちは何を思うのでしょうか。

102年前の扇形車庫が今も現役稼働中

Large 241120 ougigata 01台湾中部・彰化県に残る扇形車庫(2024年、松田義人撮影)。

 客車や貨車を牽引する機関車の進行方向を変えるには、機関車の向きを変える必要があります。そのための転車台(ターンテーブル)を備えた扇形の車庫「扇形機関庫」が、各地の車両基地に作られました。現存するものはわずかですが、日本統治時代に鉄道がつくられた台湾に、現役で稼働しているものがあります。

 扇形機関庫が残るのは、台湾中部・彰化県の彰化駅です。正式名称は「扇型機関区」ですが、多くの人が「扇形車庫」と呼称しています。蒸気機関車、ディーゼル機関車、電気機関車を収容する車庫は、台湾人の間で確固たる人気を誇り観光名所の一つとなっています。

 彰化の扇形車庫が建設されたのは今から102年前、日本統治時代の1922年です。ターンテーブルから放射状に車庫まで線路が延び、庫数は12列。日本統治時代の技術力を感じる施設で、今日の台湾では古跡に指定されています。今も大切に守り抜かれる一方、現役稼働もしています。

 ここは台湾鉄路(台鉄)が管理していますが、一般人の参観にも好意的です。後述する指定時間内であれば、機関区の入口で「安全管理誓約書」に氏名、住所、入所時刻を記載し、パスポートを見せれば無料で参観させてもらえます。

 筆者はつい先日、約15年ぶりにこの扇形車庫を訪れました。以前訪れた際にも大人気で、特に「熱心な鉄道ファン」といった感じの見学者を多く見ましたが、今回の再訪ではその様子が変わり、大半が子どもか親子連れなどでした。

子どもたちに混じり日本人のオッサンも一緒に参観

Large 241120 ougigata 08子どもたちと一緒に稼働シーンを待ち続けることに(2024年、松田義人撮影)。

 筆者は50過ぎ。オッサン1人での参観は、ちょっと恥ずかしい感じもありましたが、ここは照れずに子どもたちの後ろについて見学することに。

 扇形車庫の格納車両に触ることはできませんが、かなり近くまで歩み寄ることができ、また写真撮影もオールエリアOKです。ただし、ターンテーブルをはじめ、機関区内は立ち入り禁止場所も多いため、ここは要注意。ルールを守る子どもたちにならい、筆者もテクテク見て回りました。

 多くの参観者の目当ては、実際に扇形車庫から車両が前進し、ターンテーブルを介して目指す線路に向かったり、逆に車庫へ車両が戻ったりする「稼働シーン」です。

 しかし、この運行時間は曖昧で「見られたらラッキー」と言われています。そのため、多くの子どもたちは、今か今かと稼働する瞬間を待ち続けています。筆者も子どもたちと一緒に待ち続けましたが、たまたま時間帯が悪かったのか1時間待っても、車両が動き始める気配がありません。

 さすがにシビレを切らした筆者。近くで子どもたちの引率をする大人に、拙い中国語と翻訳アプリを使い「今日は稼働しないのか」を尋ねてみました。

「いや、わからない。僕たちも稼働を待っているところだ」と返され、今にも動き出しそうなエンジンがかかった車両のほうを見つめます。しかし、それから15分、30分経過しても全く稼働する気配がありません。

 炎天下でもあり、子どもたちは稼働シーンの見学を諦めたのか、見学スポットから移動し始めました。なんとなく一人残されるのも不安になった筆者は「僕も行く!」と、子どもたちの後ろをついて行きました。

子どもたちの目には扇形車庫が「電車の旅館」に映る

 結果、2時間ほどネバったものの、この日は時間切れ。残念ながらターンテーブル稼働シーンを見られぬままに扇形車庫を後にしました。しかし、少し不思議に思ったのが、子どもたちの扇形車庫への熱狂ぶりです。

 未就学児から小学校低学年ほどの子たちが多かったですが、彼らの目には扇形車庫がどんなふうに映っているのでしょうか。確かに日本統治時代の建設当初は最新鋭だったであろう扇形車庫ですが、今の子どもの目には特に、古めかしいものに映るはずです。

 その疑問を、先ほど会話した引率者に帰る挨拶をするのと合わせ、改めて尋ねてみました。

「日本統治時代から遺る古跡は、台湾人にとって誇りです。特に『電車が間近で動き、ターンテーブルを伝って線路や車庫を行き来する』扇形車庫は、その象徴的存在。親が積極的に扇形車庫の存在を子どもに伝え、そして、子どもたちもまた『動く様子』を楽しみに、この地に喜んで訪れます」

「子どもたちにとっての扇形車庫は『電車の旅館』。働いた電車が休みに帰ってくる寝床にも見えるようですよ」

 日本統治時代の古跡を「誇り」として、子どもたちに伝え続ける台湾人の思いに感謝するばかりでしたが、当の子どもたちの目に映る扇形車庫が、「電車の旅館」とは、なんともかわいらしい表現だとも思いました。

 日本人旅行者にもぜひ親子連れで訪れてほしいこの扇形車庫ですが、参観は月曜を除く平日13時から16時まで。土日は10時から16時までです。機関区裏手には、子ども用の小さな列車が走る公園もありますので、ぜひ合わせて遊んでみると楽しいと思います。

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