不動産情報メディアなどを展開するAlbaLink（東京都江東区）が「将来の介護に対する不安」について調査を実施。その結果をランキング形式で公開しました。
調査は2025年1月28日から同月30日、30代以上の男女を対象にインターネットで行われました。計500人（女性351人／男性149人）から有効回答を得ています。
2位には「仕事との両立」がランクイン
3位は「施設に入所できるか」（12.4％）でした。回答者からは「自分では絶対に家族の介護をしたくないので、介護が必要になったらすぐ施設に入れられるかが心配。希望者が多くなり、空きがなさそうなので」（30代女性）、「近くに介護施設がないので不安に思っています」（40代女性）、「独身なので、体が動かなくなったら介護施設に入れるかどうか不安です」（60代以上男性）といった声が寄せられたとのこと。比較的費用の安い特別養護老人ホームは、入居希望者が多く入居待ちになるケースもあるため、親や自分が入居したいときにすぐ入れるのか、不安になる人が多いようです。
2位には「仕事との両立」（14.0％）がランクイン。「介護離職」という言葉があるように、介護と仕事の両立に苦しみ、仕事を辞めたり転職したりする人も多くいます。そのため、「介護のため地元に帰る場合、地元で仕事があるのか」（30代女性）、「現在の仕事を続けられるか」（50代男性）といったコメントがあったということです。
そして、1位は「介護にかかる費用」（58.8％）でした。介護用品や介護用リフォームなど、介護には費用が多くかかることから「現状でも経済的に厳しいのに、もし介護が始まってしまったら、経済状況がどうなるのか不安です」（30代女性）、「介護施設に入ってほしいが、本人の年金だけで足りるか不安がある」（40代女性）、「健康寿命が近づいたら、介護付き賃貸に移住しようと思っている。1人あたり500万円程度の初期費用と予想しているが、入居後の月額も気になる」（50代男性）などの回答が集まったとのことです。
調査結果を受け、同社は「『金銭面』と『今の生活との両立』についての不安が多く寄せられました。仕事をしながら、あるいは遠方からの介護だと、仕事や生活に大きな影響が出ると予想されます。そして仕事に影響が出ると、金銭面での不安も大きくなるでしょう」とコメントを寄せています。
オトナンサー編集部
