どちらのエリアにも、無くなってほしくない魅力がありますね。
大阪の二大ターミナル都心圏
大阪のキタとミナミのイメージ(画像:阪急交通社)。
阪急交通社は2023年9月14日(木)、大阪の2大ターミナル都心「キタ」「ミナミ」エリアに関するアンケート結果を発表しました。
大阪の「キタ」は、大阪駅・梅田駅を中心とするエリア。JR京都線・JR神戸線が発着するほか、山陰方面の特急列車も発着し、阪急・阪神のターミナルでもあります。近年は再開発が進み、大阪駅もリニューアルされたほか、北側では旧貨物ターミナルの広大な敷地がまるごと再開発対象となり、大きく姿を変化させています。
いっぽう「ミナミ」は、難波駅を中心とするエリア。和歌山・関空方面へは南海のターミナルとなり、近鉄特急が発着して伊勢志摩・名古屋方面へ向かいます。阪神なんば線に乗れば神戸へも直結。下町の繁華街「道頓堀」「新世界」などへも徒歩圏内です。
この「キタ」「ミナミ」どちらが好きですか?という”ド直球”な問いが行われました。対象は全国の20代以上の男女532名で、集計期間はことし8月の約1週間。
その結果は、ミナミが29%、キタが22%、どちらともいえないが28%。わずかにミナミがリードしました。とはいえ、決められない人もそこそこいることを考慮すれば、ほぼ互角と言える結果でしょう。
ちなみに大阪府在住者のみの結果は大きく異なりました。キタは55%で圧勝、ミナミは23%、どちらともいえないは21%でした。その理由は「オシャレで落ち着いている」「洗練されている」「静かで大人の雰囲気がある」「治安が良い」「(別のエリアから)行きやすい場所だから」だそうです。
一方でそのイメージとは離れている「ミナミ」についても、それ自体が「大阪らしさ」と、回答者の半数が認識しているようです。グリコの看板、かに道楽の看板、なんばグランド花月など、「いわゆる大阪」なスポットが周辺に目白押しで、東京からの旅行者にとっては「大阪に来た」と実感できる場所なのかもしれません。