まいにちニュース ニュースを読んでいいねして、毎日たのしくポイントゲット!

まいにちニュース > 1995年Jリーグ。中田英寿デビュー、ピクシー覚醒にレオ様の美技炸裂。ただブームに陰りも…【Jリーグ平成全史(3)】

1995年Jリーグ。中田英寿デビュー、ピクシー覚醒にレオ様の美技炸裂。ただブームに陰りも…【Jリーグ平成全史(3)】

P R
P R
ストイコビッチとベンゲルがいた。名古屋にとって誇りだろう【写真:Getty Images】

ストイコビッチとベンゲルがいた。名古屋にとって誇りだろう【写真:Getty Images】

1993年に開幕したJリーグは今季で27年目を迎えている。平成とともに歩み成長し、そして時代は間もなく令和へと移行する。フットボールチャンネル編集部では、昨季までの26年間を1年ずつ振り返っていく。今回は1995年(平成7年)。

1995年(平成7年)

1993年に開幕したJリーグは今季で27年目を迎えている。平成とともに歩み成長し、そして時代は間もなく令和へと移行する。フットボールチャンネル編集部では、昨季までの26年間を1年ずつ振り返っていく。今回は1995年。

——————————

 セレッソ大阪と柏レイソルが新たに加わり、Jリーグは14クラブで争われることとなった。

●参加クラブ
鹿島アントラーズ
浦和レッドダイヤモンズ
ジェフユナイテッド市原
柏レイソル
ヴェルディ川崎
横浜マリノス
横浜フリューゲルス
ベルマーレ平塚
清水エスパルス
ジュビロ磐田
名古屋グランパスエイト
ガンバ大阪
セレッソ大阪
サンフレッチェ広島

 ホーム&アウェイを2度行うレギュレーションは変わらず、この年は各クラブ計52試合を戦うこととなった。2019年現在は全34試合ということを考えると、52試合を戦った当時の選手たちに賛辞を送らずにはいられない。このシーズンから勝点を採用。「90分勝利」、「Vゴール勝利」、「PK戦勝利」に勝ち点3を、「PK戦敗北」には1ポイントが与えられた。

 日本代表は、前年末に就任した加茂周監督体制となった。同体制は1997年途中に終焉を迎えることになるのだが、選手選考を見ると1995年は重要な1年だったことがうかがえる。10番を背負う名波浩、中盤のバランサー・山口素弘、知的なサイドバック・相馬直樹、鉄壁のCB・秋田豊、ストライカー・城彰二といった面々がこの年に代表デビューを果たしている。悲願のワールドカップ初出場に向け、本格的に始動した年だったことがわかる。

主な出来事

 日本代表がフランスワールドカップ出場へ動き出した1995年、Jリーグにも超新星が現われた。中田英寿がベルマーレ平塚に入団したのだ。前年にJリーグに所属していた12クラブ中11クラブがオファーを出し、最終的に平塚を選ぶことになる。ルーキーイヤーから存在感を発揮。攻撃的で自由な雰囲気のあるチームでノビノビとプレーし、8得点を記録している。

 ドラガン・ストイコビッチはJリーグ最高の選手との呼び声高い名手。彼が本領を発揮したのは1995年からだ。94年に加入し、雨でぬかるんだピッチをリフティングで突き進むなど美技を見せていたが、レフェリーに抗議することも多かった。

 “覚醒”の一因は間違いなくアーセン・ベンゲル監督就任だろう。後にアーセナルで無敗優勝を成し遂げる知将は、名古屋に戦術を与え、ストイコビッチをエースとして躍動させた。そしてこの年、ピクシーはJリーグMVPを受賞することになる。ストイコビッチとベンゲル。偉大な2人がいたという事実は名古屋にとって誇りだろう。

 さらにこの年は、今も語り継がれる伝説のゴールが生まれている。主役となったのは鹿島アントラーズのレオナルドだ。NICOSシリーズ 第19節・横浜フリューゲルス戦。PA手前でパスを呼び込んだ10番は、左アウトサイドでボールを浮かし、相手のスライディングをいなす。そして3度のリフティングでDFを翻弄、さらに腿でコントロールすると、タイミングを外してハーフボレーを放った。GKは反応できず、ボールは綺麗にネットを揺らした。

 現役ブラジル代表の美技は、Jリーグ20周年の際にベストゴールに選ばれている。

チャンピオンシップ

 サントリーシリーズは横浜マリノスが優勝。1994年アメリカワールドカップでサウジアラビアを決勝トーナメントに導いたホルヘ・ソラリが就任し、好成績を残した。シーズン途中で退任したものの、早野宏史監督が後任を務めシリーズを制した。

 NICOSシリーズは相変わらずの強さでヴェルディ川崎がモノにした。名門同士で争われたチャンピオンシップは、2試合とも横浜Mが勝利し、リーグ初優勝を果たしている。

両チームスタメン

第1戦
横浜マリノス
GK:川口能活
DF:小村徳男
DF:井原正巳
DF:松田直樹
MF:鈴木正治
MF:サパタ
MF:遠藤彰弘
MF:ビスコンティ
MF:野田知
FW:山田隆裕
FW:安永聡太郎

ヴェルディ川崎
GK:菊池新吉
DF:ペレイラ
DF:中村忠
DF:菊池利三
DF:西澤淳二
MF:柱谷哲二
MF:ビスマルク
MF:北澤豪
MF:林健太郎
FW:アルシンド
FW:三浦知良

第2戦
ヴェルディ川崎
GK:菊池新吉
DF:ペレイラ
DF:中村忠
DF:菊池利三
DF:西澤淳二
MF:柱谷哲二
MF:ビスマルク
MF:ラモス瑠偉
MF:北澤豪
FW:武田修宏
FW:三浦知良

横浜マリノス
GK:川口能活
DF:小村徳男
DF:井原正巳
DF:松田直樹
MF:サパタ
MF:遠藤彰弘
MF:ビスコンティ
MF:野田知
MF:鈴木正治
FW:山田隆裕
FW:メディナベージョ

 横浜Mは川口能活、松田直樹という期待の若手が主力を務めた。彼らは後に日本代表でも重要な戦力へと成長していく。

ベストイレブン、個人賞

ベストイレブン
GK:菊池新吉(ヴェルディ川崎)
DF:相馬直樹(鹿島アントラーズ)
DF:井原正巳(横浜マリノス)
DF:ブッフバルト(浦和レッドダイヤモンズ)
DF:鈴木正治(横浜マリノス)
MF:柱谷哲二(ヴェルディ川崎)
MF:ビスマルク(ヴェルディ川崎)
FW:福田正博(浦和レッドダイヤモンズ)
FW:三浦知良(ヴェルディ川崎)
FW:ストイコビッチ(名古屋グランパスエイト)
FW:森島寛晃(セレッソ大阪)

 年間王者を獲得することはできなかったが、ヴェルディ川崎から最多4選手がベストイレブンに選出された。サントリーシリーズで3位に入るなど、『お荷物』からの脱却を遂げた浦和レッズからは福田正博とブッフバルトが名を連ねた。さらに昇格組のセレッソ大阪から森島寛晃が選ばれるなど、多彩な顔ぶれとなった。

個人賞
最優秀選手賞:ドラガン・ストイコビッチ(名古屋グランパスエイト)
得点王:福田正博(浦和レッドダイヤモンズ)
新人王:川口能活(横浜マリノス)
最優秀監督賞:アーセン・ベンゲル(名古屋グランパスエイト)
優勝監督賞:早野宏史(横浜マリノス)
優秀審判賞:小幡真一郎
チェアマン感謝状:ラモン・ディアス

 ストイコビッチはベンゲルという最高の監督と出会い、ピッチ上で怒りではなく喜びを表現できるようになった。Jリーグという産声を上げたばかりのリーグで、世界レベルの能力を容赦なく発揮。文句なしのMVP受賞となった。

 福田正博は32得点を挙げて得点王に輝いた。50試合に出場するなどタフなシーズンを過ごしながらのタイトル獲得である。優勝監督は横浜マリノスを頂点へと導いた早野宏史監督だが、アーセン・ベンゲルは最優秀監督賞を受賞している。

この年、世の中では何が?

 1月17日午前5時46分、明石海峡を震源とする直下型地震、「阪神淡路大震災」が発生。6,434人が命を落とす、未曾有の大災害となった。神戸を本拠地とするプロ野球球団、オリックス・ブルーウェーブは「がんばろうKOBE」を合言葉にペナントレースで躍進。パ・リーグ制覇を果たした。

 また野球界では野茂英雄がアメリカ・メジャーリーグ挑戦を表明し、ロサンゼルス・ドジャースに入団。「トルネード投法」で文字通り旋風を巻き起こし、日本人として初めてオールスターゲームにも出場。そして、ナショナルリーグの新人王を獲得した。

 さらにテニスでは、全仏オープンテニスで伊達公子が日本人選手初のベスト4進出を果たしている。

 またこの年、音楽界は「小室ファミリー」全盛期。安室奈美恵、TRF、華原朋美といったスターが誕生。特に安室奈美恵はファッションリーダーとして時代の中心に。彼女のファッションを真似た女性は「アムラー」と呼ばれるなど社会現象となった。

 一方で、1995年は日本中を震撼させるテロもあった。3月、オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生。13人が死亡、5,510人が重軽傷を負った。化学兵器によるテロ行為に世界も衝撃を受けた。

 サッカー界では「Jリーグ人気」に陰りが見え始めている。リーグ発足当初から続いていた地上波での中継はシーズン途中になくなり、入手困難だったはずのチケットも当日券が販売されるようになった。

P R
P R

ポイントを獲得するには、ログインもしくは会員登録(無料)が必要です。

まいにちニュースの使い方

1.興味のある記事を選ぶ。2.記事を読む。3.いまの気分を表そう。4.ポイントゲット

まいにちニュースのルール

  • ニュース記事を読み、「いいね」「ひどいね」「かなしい」「うれしい」のうち、いずれかのボタンを押すと1ポイントが加算されます。
  • ポイントが加算されるのは、2記事目4記事目5記事目の記事となります。
  • ポイント加算は、PC版とスマホ版それぞれで1日最大3回、あわせて6回までとなります。
  • ポイントはニュース記事ページ下部にあるボタンを押した時点で加算されます。
  • 一記事でポイント加算されるのは1回1ポイントのみです。
  • 各記事ページにある「関連する記事」はポイント加算対象外です。
  • ニュース記事の更新は随時行われます。
  • ポイント獲得回数の更新は毎日午前3時に行われます。

犬がいるよ

まいにち少年