きょうだいを育てる中で、どうしても上の子には我慢させてしまう場面が多くなってしまうという親は少なくありません。たまにはわがままを聞いてあげたいのだけれど……。今回は、30代ママが遊園地で体験したエピソードを紹介します。
遊園地で大号泣!
(※写真はイメージです)
2人の子どもたちと母親である私の3人で、遊園地に行った時のことです。
下の子は当時まだ3歳だったので、身長制限などもあり乗れるものは少なく、「観覧車など3人で乗れる乗り物だけにしようね」と最初に約束しておきました。
しかし、いくつかのアトラクションを楽しんだあと、上の子が「あれに乗りたい!」と言い出しました。
その乗り物は、上の子の年齢でも大人が付き添わないといけないものでしたが、下の子は付き添いの有無に関係なく、対象年齢に達していませんでした。
つまり大人1人のワンオペ状態では、どうやっても乗せてあげることができません。
上の子に事情を説明して分かってもらおうと言い聞かせましたが、日頃、下の子のことで我慢させることが増えていたからか、爆発したように泣きだしてしまい……。
いつも我慢させていたので強く言うわけにもいかない
(※写真はイメージです)
普段のわがままなら叱って治めることもありますが、このときは日ごろ頑張って我慢している子どもの気持ちが痛いほど伝わってきたので、強く言うことができず私まで泣きたい気持ちになって胸が締め付けられました。
困り果てていると、近くで私たちのやりとりを見ていたらしいご家族連れが、「よかったら、上のお子さんだけ私たちと一緒に乗りませんか?」と声をかけてくれたのです。
(※写真はイメージです)
もちろん上の子は大喜び。私は悪いなと思いつつ、気さくに誘っていただけたのと、そうさせてあげたい気持ちが強かったことから、お願いすることにしました。
しかしその乗り物は2人乗りで、4人のご家族だったため上の子が入ったせいで奇数になり、1人余ってしまっいました。でもパパさんが嫌な顔もせず1人で乗ってくださり、温かなお気遣いがとても心に響きました。
すごく親切にしていただいて、私も上の子も笑顔になれました。本当にありがとうございました。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。