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【きょうの格言】「部下と結婚するなんてみっともない」 なぜ女性は白馬の王子様幻想が捨てられない?(丸ノ内ミカ)

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部下との結婚はありえないのか?(写真はイメージ)

部下との結婚はありえないのか?(写真はイメージ)

みなさん、こんにちは。丸ノ内ミカです。

「女性登用30%目標」というのを聞いたことはありますか? 「2020年までに社会のあらゆる分野において、指導的地位に女性が占める比率を30%程度まで上げる」として、政府が2003年に定めた目標です。しかし、その後の企業へのアンケートでは、いまだ30%には遠い現実も明らかになっています。

それでも、ひと昔前に比べたら、管理職やリーダー級のポジションに就く女性は格段に増えてきました。私、丸ノ内ミカが所属する「丸の内サバイバー女子会」のメンバーも、所属部署の部長や課長、直属の上司が女性という人も当たり前になってきています。

ただ、表面から見える役職や立ち位置は「女性管理職」でも、彼女たちの心の中は、実際にはどうなのでしょうか。ひと昔前と比べて、マインドまで格段に変わってきているのでしょうか――。

「家に帰ってまで『課長』の延長ではしんどい」

F乃さんは、40代。勤務先の所属部署で課長職を務める女性管理職です。直属の部下は4人いて、部下の男女比は半々。部下たちは全員F乃さんより年下ですが、一番年齢の近い女性部下とは1歳しか離れておらず、初めはやりづらさを感じたといいます。

「それでも、ベンチャー企業でマネージャーをしている女性の友人は、部下に10歳年上の男性がいると言っていましたので、そういうケースに比べれば、私はやりやすいほうかなと思います」

F乃さんの仕事は、会社の中ではバックオフィス部門に位置づけられる仕事で、業務に対する慣れと高い専門性が必要とされるため、部員の異動はめったにありません。そのため4人の部下たちとは、かれこれ10年近く、一緒に仕事をしているそうです。

そのうちの一人、F乃さんより8歳年下の男性部下のTさんは、非常に優秀で仕事のできる男性で、F乃さんは彼を高く評価し、仕事仲間として二人で一緒に飲みに行ったり、食事に行くことも少なくないといいます。そのため、飲みの席などでは周囲から、「F乃さんとTさんはお似合いだから、結婚しちゃえば〜」などとからかわれることもあるそうです。

とはいえ、結婚願望はあるというF乃さんですが、部下のTさんを結婚の対象として見ることは難しいと言います。

「Tさんが男性として魅力がないというわけでは決してないのですが、『部下と結婚するなんてみっともない』という気持ちが、どこかにあるんです。外に出れば、周りから女性管理職という目で見られますので、日頃から言動や行動には気を遣っていますし、今はハラスメントに厳しい時代ですから、冗談で言ったようなことでも取り返しのつかないケースになることもあります。外では常に鎧を纏っている分、プライベートでは楽でいたいというか。部下の男性と結婚したら、家に帰っても課長職の延長のようで、しんどそうと思ったりするんです。自分より格上の男性、自分より器の大きい男性に守られたい、という本音がどこかにあるんですよね。こんなこと、職場では絶対に言えないですけど」

合コンで「女性管理職」はウリにはならない

F乃さんは、自分より年収も社会的ステータスも上と思われる男性たちとのお見合いや合コンに参加することもしばしばあるそうですが、そこでは女性管理職であることは大っぴらには言わないそうです。

「女性管理職であることがウリになるなら言うんですけど、そういうケースは少ないですね。たいていの男性からは『そうなんだ、大変だね』みたいな感じでスルーされるか、逆にイジられることもあります。前に参加した飲み会では、隣の男性が最後まで私のことを『課長、課長』と言ってて、ちょっとイヤになってしまいました。男性から見たら、管理職と言った途端に、お付き合いの対象ではなくてライバルに見えてしまうんですかね」

それでも、どこかに管理職の自分に引け目も感じず、ライバル視もせず、大きな器で受け止めてくれる男性がいるはずだと思い、知り合いに出会いの紹介を頼んでいると言います。

そこで私、丸ノ内ミカは、遠くの青い鳥より身近な男性であるTさんをもう一度見直してみては? と提案してみました。

TさんはF乃さんを尊敬していて、異動も転職もせずにずうっとついてきてくれていますし、F乃さんの管理職としてのしんどさも理解し、時には愚痴の聞き役にもなってくれる。そういうのも包容力の一つの形と思いますし、F乃さんを充分守ってくれてるように見えるのですが......。

私の提案に、F乃さんは

「そうですねぇ。そうとも言えるかもしれないんですけど。実際、管理職をしている友人も、『格上の男性を探してたら、私たちみたいな猛女は結婚できないから、もう年下に行くわ』と言って、部下だった男性と結婚した人がいましたが、5年で離婚しました。愚痴を聞いてくれたり、話し相手になってくれたりするだけなのが物足りなかったそうです。その話を聞くと、私も友人の二の舞になるかもと思って、Tさんに対して躊躇してしまうんですよね」

F乃さんはそう言って、淋しそうに笑いました。

もうおわかりですね。

時代が進み、女性が管理職や指導的地位を務めるのが当たり前になってきている現代ですが、女性たちの心の中は、器の大きい、包容力のある男性の愛情を求める不変的な気持ちが大きいのです。

そうしてF乃さんのように、「自分より格上の男性」を求めてしまうのですが、「収入やステータスが格上であること=女性を愛する気持ちや守る気持ちが大きい」とは限りません。収入やステータスが女性より格下であっても、大きな愛情を持つ男性もいるのです。賢いサバイバー女子のみなさんは、男性の真の愛情や器を見抜ける慧眼を持ちましょう。

【きょうの格言】「部下」だからといって女性を愛する気持ちまで「格下」なワケではない

それでは、また次回。(丸ノ内ミカ)

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