大人気アニメ『リロ&スティッチ』をディズニーが完全実写化! スティッチをはじめ奇想天外な宇宙人が多数登場する楽しく賑やかなSFファンタジーでありながら、家族とともに生きることの大切さが、その難しさとともに胸に迫る感動のストーリー。映画『リロ&スティッチ』は、6月6日(金)より全国で公開です。
編集部は、子どもに特別な体験をさせたいパパとママのためのコミュニティ「とっておき体験部!」の親子たちといっしょに、試写を観てきました。
なんと、この映画を日本の子どもが観るのは、日本版声優の永尾柚乃さんを除けば初だったとか!
ママ、パパ、それからどこよりも早い子どもたちからのリアルな声・反応とともに、本作をご紹介します。
実写版ならではのリアリティに、大人こそ息を飲んだ!
「友だちをください」と流れ星に祈ったリロの元へやってきたのは、キュートでモフモフな見た目ながら暴れん坊なエイリアンのスティッチ。
ハワイの美しい自然に囲まれ、けれど厳しい現実を生きる姉妹の元にやってきたのは、愛を知らない暴れん坊のエイリアン・スティッチ!
基本的なストーリーラインは、アニメーション版からほとんど変わっていません。原作好きの方も楽しく見られるはず。
でも、覚悟してください。実写化したからこその迫力とリアリティに、大人たちからは意外だった、予想外だったという声が、ポジティブな意味で多くあがりました。
「実写版なので、想像していたよりリアリティがあった」(3児のママ)
「子ども向けの映画と思っていたけど、大人も楽しめた。設定が細かく、作りこみもすごくて、とてもよかった」(2児のママ)
スティッチの引き起こす大損害も、でもやっぱりかわいい♡モフモフキュートっぷりも、実写でリアルになった分、すべてのパワーが増し増しです。
両親を亡くし、ふたりで暮らしているリロとナニの仲良し姉妹。
登場人物たちの感情の描写も、リアルで繊細。
たとえば、まだスティッチと出会う前、忙しくてフラの発表会を見に来れなかった姉にリロが覚えるどうしようもない怒りと孤独感。
妹といっしょに暮らし続けたいからこそ必死で頑張っているのに、その妹本人に邪魔をされ、苛立ち、追い詰められていく姉ナニの焦燥感。
激しく言い争った後で仲直りしたときの、切ないくらいに甘い時間。
かつての子どもで、いまは子育てをしている大人にとって、どれも身に覚えがありすぎるシチュエーション!
こうして、姉妹にどっぷり感情移入したところに、あのモフモフな暴れん坊が登場するのです……。
容赦なく暴れん坊なスティッチを、 「愛」を知るリロが少しずつ変えていく……
スティッチを捕まえるために地球にやってきた。銀河連邦のエイリアンたち。
人類の描写がリアルな分、宇宙人たちの描写ははちゃめちゃで奇想天外。
大真面目にしていても、どこかコミカルに見えてしまう宇宙人たちに、会場からクスクス笑いが起きることも。
なかでも、破壊のための兵器として開発されたスティッチは別格の存在。「ヒャッハー!」とばかりに暴れまくります。
暴れまくるスティッチ。その辞書に「手加減」という言葉はない模様。
「最初のほうのスティッチのはちゃめちゃぶりには正直イラッとしました」(2児のパパ)
なんて声も出るほど、とにかくめちゃくちゃ、とにかくやりたい放題。実写なので表情もリアル、暴れん坊っぷりもさらに際立って見えます。
そんなスティッチに、リロが語り掛ける言葉が、とても感動的でした。どこかにメモしておいて、子育て生活でもいつか使いたい!
「だいじょうぶだよ」とスティッチに言い聞かせるリロ。
「あなたは悪い子なんかじゃないよ、ときどき悪いことしちゃうだけ」
実はこれ、かつてリロ自身が、姉ナニにかけてもらった言葉でもあるのでした。
ナニの愛がリロに伝わり、リロの愛が奇跡となってスティッチを変えていく……。
ハートフルで癒される展開。けれどそのままハッピーエンドとはいかず、物語は怒涛のクライマックスへと突入していきます。
大人も子どもももう大変! クライマックスでは大号泣が続出!
「もともとスティッチ大好きな息子は映画もとても楽しみにしていたのですが、(クライマックスでは)大号泣していました」(2児のママ)
「ガチ泣きしました…子どもも私自身も、リロとナニと同じ、姉妹ふたりなので……」(2児のママ)
「すごくおもしろかった。(クライマックスでは)ちょっと泣いた」(小3)
クライマックスのネタバレは避けますが、こんなに泣いてる試写会はちょっと珍しいんじゃないかというほどエモーショナルでした。
でも、ご安心ください。
映画が終わって、会場から出てきた子どもたちは、泣いていたのがウソのように、みんなニッコニコ。
「楽しかったー!」「スティッチかわいい」
と明るく教えてくれました。
なかなか目の赤みが引かない大人(編集部所属)もいましたが、気持ちはすっきりして、家路につきました。
子どもたちにも響いた! 試写会後日談
さて、試写会が終わったあと、改めて子どもたちの様子をパパママたちに聞いてみました。
「試写会でもらったグッズを兄弟で身につけています」(2児のパパ)
「小1の次男が、リロがこう言ってたね、スティッチがこうやってたねと、振り返っては真似しています」(2児のママ)
「小3の娘にどんな人におすすめしたい映画かなと聞いてみたら、『自信がない人にも、たっぷりある人にも、両方おすすめできる』とのこと」(3児のママ)
それから、子どもたちは漏れなくスティッチが大好きになっているということがわかりました。
本作のテーマは「オハナ──家族」。
家族はいっしょにいるべき。でも、いっしょにいると、大事なはずの相手に迷惑をかけてしまったり、怒鳴ってしまったり。そして、いっしょにいるだけのことが難しかったり、ときにはどうしてもできなかったりする。
完璧じゃない、とてもリアリティのある「家族」の絆の物語です。
親子でいっしょに笑ったり泣いたり、ぜひ劇場で、全力で感情移入しながらお楽しみください。
作品概要
■タイトル:『リロ&スティッチ』
■クレジット:©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
■公開日:6月6日(金)
■配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■原題:Lilo & Stitch
■監督:ディーン・フライシャー・キャンプ
■キャスト:クリス・サンダース(スティッチ役)/マイア・ケアロハ(リロ役)/シドニー・アグドン(ナニ役)
■日本語版声優:山寺宏一(スティッチ役)/永尾柚乃(リロ役)/MOMONA(ナニ役)
■オリジナル・サウンドトラック:ウォルト・ディズニー・レコード
(取材・文:マイナビ子育て編集部)
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