大規模なクルマの立ち往生を防ぐため、大雪が予測されている名神高速などで、2025年2月18日16時から「予防的通行止め」が始まりました。
新名神・名阪国道も通行止めか
大規模なクルマの立ち往生を防ぐため、大雪が予測されている名神高速などで、2025年2月18日16時から「予防的通行止め」が始まりました。今夜にかけて不通の道路が増え、中京圏と近畿圏を結ぶ高速道路は、いずれも全面的に通れなくなる見通しです。
国道25号名阪国道は18日20時頃から通行止めの可能性（画像：国土交通省中部地方整備局北勢国道事務所）
近畿や中国の広い範囲で、20日にかけて大雪が予測されています。これを受け、国土交通省やNEXCO中日本・NEXCO西日本などは18日16時から予防的通行止めを開始しました。該当区間は次のとおりです。
●18日16時から通行止め実施中
・名神：下り一宮IC→栗東湖南IC／上り栗東湖南IC→一宮JCT
・北陸道：敦賀IC～米原JCT
・東海環状道：大野神戸IC～養老IC
・舞鶴若狭道：若狭美浜IC～敦賀JCT
北陸道の敦賀以北も、今後の降雪予測によって通行止めとなる可能性があるといいます。
国道も、名神や北陸道に並行する8号の敦賀市～栗東市間、21号の関ケ原を越える大垣市～米原市（国道8号）間などが、同じく通行止めとなっています。
また、現在は通行できる新名神高速・東名阪道・名阪国道なども、18日20時頃から通行止めの可能性が高くなっているといいます。該当区間は次のとおりです。
●18日20時頃から通行止めの可能性
・伊勢湾岸道：みえ川越IC～四日市JCT
・新名神：四日市JCT～草津JCT、亀山JCT～亀山西JCT
・東名阪道：桑名東IC～伊勢関IC
・伊勢道：伊勢関IC～津IC
・名阪国道：亀山IC～天理東IC
・東海環状道：新四日市JCT～大安IC
このほか、鈴鹿峠を越える国道1号の亀山市～栗東市間も、同じく18日20時頃から通行止めの可能性が高いといいます。
予防的通行止めは、2023年1月や2024年1月に名神や新名神で、雪により立ち往生が多数発生し、解消まで最大24時間以上を要したことなどを踏まえ実施されるものです。
国土交通省近畿地方整備局などは、大雪が予想される地域への外出を控えるとともに、荷主や運送業者には、日程の調整を呼び掛けています。
積雪や凍結した道路ですべり止めの措置をとらない運転は、法令違反です。また、やむを得ず道路を走る際は、最新の気象情報や道路情報を確認するとともに、必ず冬用タイヤの装着やチェーンの装着・携行が必要です。
なお、冬用タイヤの大型車でもスタックするケースが多く確認されているとのこと。そりため「冬用タイヤだから大丈夫」と過信せず、必ずチェーンも携行してほしいといいます。また、万一の事態に備えて食料や水の用意、燃料の補充なども呼び掛けています。
