新宿にも浜松町にも目黒にも品川にも近い!
3つめの再開発事業が進行中
東京メトロ南北線(画像:写真AC)。
東京都港区の一等地のひとつ三田地区。慶応義塾大学を中心として北は麻布方面・南は泉岳寺方面へ、縦に長い地区です。そのなかで北側の麻布十番に接する「三田小山町」エリアで、低層住宅帯の再開発事業が進められています。
このエリアは都営大江戸線・環状三号線・首都高都心環状線から古川を挟んで南側に位置し、西側には麻生十番、南東側には慶応義塾大学の三田キャンパスがあります。最寄り駅は麻布十番駅で、大江戸線で新宿・浜松町方面へ1本で行けるほか、南北線が目黒・新横浜方面へ直結。さらに将来は、延伸線が品川駅へも直結予定です。
古くからの住宅地として、狭い路地に家屋が密集したこの地区。一斉に建て替え時期を迎えるにあたり、個々が一戸建てを再築するのではなく、街区全体で再築の方法を決めていくのが、行政主導の再開発事業です。
三田小山町ではまず2009年に、中之橋付近に複合高層マンション「シティタワー麻布十番」が完成。翌年には西隣に「パークコート麻布十番 ザ タワー」が完成しています。そして一の橋の首都高デルタに近い約2.5haの街区が新たに「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」として今年1月に計画認可を受けました。
計画では、高層マンションが3棟、オフィス棟が1棟建設予定。北街区には、地上42階建てで「Y」の字型のA棟と地上8階建てのオフィス棟。南街区には、地上31階建てで8の字型のB棟と、地上16階建てのC棟が建ちます。
現在、まずは既存の住宅や低層ビルを解体する作業が進められています。新ビルの建築工事は2024年度に開始予定で、完成は2028年度となっています。
三田小山町では再開発事業とは別に、旧逓信省跡地の25000m2に地上14階の「三田ガーデンヒルズ」が建設中。全1002戸の巨大マンションで、2026年3月に完成予定です。