現存する数少ない旧海軍艦船でも。
累計乗船者数800万人を達成
東京都品川区にある船の科学館は2024年9月6日、初代南極観測船「宗谷」の乗船者数が累計800万人に達したと発表しました。
東京・お台場の「船の科学館」が所蔵する初代南極観測船「宗谷」(画像:船の科学館)。
南極観測船「宗谷」は、今から86年前の1938年2月に進水し、第二次世界大戦を生き延びたのち、1956年から6回の南極観測に参加。その後は北方海域を主に担当する巡視船として活躍し、現役を退いた後もその功績をたたえて、1979年5月1日から東京臨海副都心、いわゆる「お台場」で一般公開しています。
このたび、展示公開から45年目にして、800万人目の乗船者を迎えることができたとのこと。なお、その記録を達成したのは8月24日(土)で、東京都小平市から来た齊藤龍一朗君(小学5年生)がその節目の乗船者になったといいます。
ちなみに、船の科学館によると乗船者600万人を達成したのは2002年9月のことであり、単純計算では、それから22年かけて200万人増えたことになる模様です。