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【夫婦】「昔はよかった」はモラハラのサイン? 「新婚時代の君に戻って」…言葉の呪いをかけられ続けた44歳妻が固めた決意

オトナンサー

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「昔はよかった」と繰り返すのはモラハラ?
「昔はよかった」と繰り返すのはモラハラ?

「昔はよかった」と繰り返すのはモラハラ?「昔はよかった」と繰り返すのはモラハラ?

 パートナーから「昔は◯◯だったのに変わったよね」と嫌みを言われた経験はありませんか。「は? 今さらそんな前のこと蒸し返すなんて、人間ちぃせぇわぁ」と胸の底でムカつく――。“あるある会話”ではないでしょうか。

 でも、ちょっと待って! 自分自身も、相手に「昔はよかった」発言をしたことはないですか。これ、言っている側は何気なく言っていたとしても、言われた方はカチンとくる案件です。実際、どんなシーンでこういった会話が生まれるのか、「恋人・夫婦仲相談所」所長の筆者がお伝えします。

あなたの言動はモラハラになってない? チェックリストで確認しよう

夫婦間における「健全なコミュニケーション」と「モラハラ」の違い ※「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美さん作成夫婦間における「健全なコミュニケーション」と「モラハラ」の違い ※「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美さん作成

 健全な思い出話として、例えば「新婚旅行は楽しかったよね」は楽しい会話です。「あの頃、車買って週末ドライブしてたよね」とか、すてきなメモリアルトークに続けば花丸夫婦、なのですが。

 一方で、モラハラ認定されてしまう「あの頃…」話も確実にあります。「出会った頃、君はスリムでかわいかったのに、今はそんな服似合わないよ」的な話です。

 健全なコミュニケーションと、モラハラの境目はどこにあるのか。「境界線チェックリスト」を作ってみました。いかがでしょうか? チェックしてみて、ご自身はモラハラ認定されるような過去の話はしていないでしょうか。

 モラハラは、意図せず発した会話から始まるケースがあるのです。付き合いが長ければ「遠慮」「気遣い」が激減してくるので、言葉を選ばなくなってくるもの。相手は、自分が思いもよらぬところでストレスを抱え続けていることが多々あります。小さな積み重ねが、離婚という大変な結果を招くこともあるのです。

「昔に戻ってほしい」。夫の一言で妻の目が覚めた

 美咲さん(44歳、仮名)は、夫の浩一さん(40歳、仮名)にとって理想の存在でした。交際していた頃の美咲さんは、華奢(きゃしゃ)なスタイルでファッションを楽しんでいました。さらに、浩一さんの言うことにいつも共感し、会話も弾んでいたといいます。笑顔が多く、浩一さんの夢を応援する姿勢で、まさに円満カップル。

 そんな美咲さんが変わったのは、結婚後、2人の子育てと仕事を両立させるようになってから。ジムに通う時間がなくなり、体形や洋服選びの面で変化が生じます。

 食事は冷凍食品やレトルトに頼るようになりました。多忙さから、いつも疲れた顔になり、夫との会話は職場の愚痴と「家事もっとやってよ」の2本立て。

 180度変化してしまった妻に対し、夫は日々「昔はよかった」という呪いの言葉を突き付け始めます。妻を正面から非難し、「前はこうだったよね」と具体的に比較し続けました。

 あるときは「ビールが昔よりまずくなったのは、目の前にいる君が不満げな顔でこっちをにらむからだ」と難癖をつける始末。「今の妻」のすべてが「昔の妻」よりも劣っている、という口調に変貌したのです。

 そしてある日、「新婚時代の君に戻ってほしい」と恐ろしい言葉を投げます。

 昔の自分と比較され続け、非難される日々にマヒしていた美咲さんでしたが、その一言で「夫が愛しているのは『今の私』ではなく『過去の私』だったのだ」と悟り、この関係に終止符を打つことを決意。2人の子どもを連れて実家に帰りました。

 浩一さんは「戻ってきてほしい」と懇願していますが、妻の決意は固く、実家の母の協力のもと、気持ちが吹っ切れたようです。

 その後、美咲さんとお話ししました。「落ち着いて考えると、私も子育てにいっぱいいっぱいで、彼のために努力をしようなど、みじんも思っていなかった」と告白してくれました。

 言葉は刃。どんなに長く生活を共にしていたとしても、「どんな言葉が相手を傷つけるのか」ということは心に留めておかねばなりません。

「あ、今言ったこと、気分悪かったかな」と一瞬振り返ることで、夫婦関係は随分スムーズになります。嫌なことを言われても相手が怒らず、偽りの笑顔を浮かべるかもしれないので、そこは「察する力」が物を言います。メモリアルトークをするときは、特に気を付けてください。

「恋人・夫婦仲相談所」所長 三松真由美

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