ベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営するキッズライン(東京都港区)が、「母の日」に関するアンケートを実施。その結果を公開しています。
調査は2025年4月14日から同月20日、0~17歳の子どもがいる母親を対象にインターネットで実施されました。計605人から有効回答を得ています。
実際の家事育児を分担してほしいという声も
全回答者に「家族にやってもらえたらうれしいこと(複数回答)」を聞くと、1位は「1人で過ごす時間をつくってもらいたい」で、43.8%でした。2位は「ありがとうなど感謝の言葉をもらいたい」(34.2%)、3位は「食事の準備をしてほしい」(26.9%)という結果になりました。心身を休めるための「時間」や「気遣い」を求める母親が多いことが分かります。
その他、5位の「手紙やメッセージをもらいたい」(22.0%)、7位の「花をもらいたい」(18.8%)、9位の「プレゼントをもらいたい」(15.5%)など、気持ちを伝える形のギフトも一定の支持を集めました。
また、4位の「子どもの世話をしてほしい」(24.5%)、6位の「朝起こさないで、ゆっくり寝かせてほしい」(20.2%)、11位の「家事・育児の段取りを自分に聞かず、自発的に動いてほしい」(13.4%)など、実際の家事育児を分担してほしいという声も多く寄せられました。母の日に本当に求められているのは「感謝の言葉」だけでなく、日々の負担を軽くする“具体的な行動”であることがうかがえます。
なお、「1人で過ごす時間をつくってもらいたい」という回答が1位となったことを受け、「1人で過ごす時間をもらえたら、何をしたいか」と質問したところ、「マッサージ・整体」が最多で21.9%となりました。次いで「美容院」(8.6%)、「睡眠を取る」(7.9%)、「何もせずに過ごす」(7.9%)、「エステ・ネイル」(7.2%)、「友人と会う」(7.0%)、「レストランやカフェへ行く」(6.8%)と続いています。母親たちが「1人の時間」に望んでいるのは、華やかなレジャーよりも、疲れた心身を整え、リフレッシュするような過ごし方であることがうかがえる結果となりました。
調査結果を受け、同社は「この結果を参考に、今年の母の日は“何をあげる”ではなく、“どう過ごしてもらうか”を家族で話し合ってみてはいかがでしょうか」とコメントしています。
オトナンサー編集部