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都内におしゃれな「木造ビル」が建てられ始めている深刻な事情

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外壁や梁に木目をわざと露出

 新型コロナの感染拡大で、皆さんも出掛けることがめっきり少なくなったのではないでしょうか。

 とはいえ、太陽の光も浴びずに家に閉じこもってばかりいると、骨を丈夫にしてストレスを軽減するビタミンDや、睡眠を安定させるメラトニンという脳内物質の生成もおろそかになりがちです。

 そんななか、お勧めしたいのが昼間の散歩。今回は大型の木造ビルを巡る散歩をご紹介します。

木目の露わしが古寺な雰囲気も漂わせる、渋谷区代々木の「西参道テラス」(画像:林野庁)

 近年は新しい木造建築物として、新国立競技場(新宿区霞ヶ丘町)を始めとするオリンピック関連施設が注目を集めていますが、実は木造で作られた中層ビル建築物もじわじわと増え始めているのです。

 木造ビルはミラーガラスやメタルで覆われたテカテカしたビルとは異なり、外壁や梁(はり)などに白木の木目をわざと露出させています。

 木造といっても、木材をそのまま使用しているわけではありません。建材には鉄骨と木材を組み合わせた新しいハイブリッド工法を採用し、内壁や外壁は耐久性、耐火性、耐震性も備えた合板「CLTCross Laminated Timber)」が使われています。

 現在では10階建てを超える中層ビルが建設され始めており、今後、超高層ビル建設も計画されているため、これからは既存の常識をはるかに超えた木造ビルが現れそうです。

安い国産材が大量に余っている現状

安い国産材が大量に余っている現状

 そもそもなぜ、木造ビルが建設され始めているのでしょうか。

 もちろん、耐火性能と経済性が向上した新しい木材加工技術と、20年前から断続的に改正されてきた建築基準法などが大きくバックアップしているのですが、その根本理由は、日本の森林に戦後初めて一大変革が訪れたためです。

 戦争中に燃料として木々が大量伐採されたため、戦後の日本各地の森林はいまでは想像できないほどのはげ山が広がっていました。

 その後、国土の保全、また復興に伴う住宅建築材の需要を満たすために、スギ・ヒノキなどが多く植林されました。おかげで森林の木材量(樹木の幹の体積)は約49億立方メートルと、おおよそ60年前の約2.6倍まで増加。現在、その過半数が収穫時期を迎えています。

 さらに加工技術の向上でコストパフォーマンスも良くなり、価格も輸入材に対抗できるほどに安定してきています。要するに、安い国産材が大量に余っているということなのです。

戦後初となる一大収穫時期を迎えている日本の森林(画像:林野庁)

 そこで国産材の利用促進を目指すべく、林野庁は現在「木づかい運動」という推進運動と「木育」という教育運動に取り組んでいます。

 2015年からは、優れた木材製品を顕彰するコンテスト「ウッドデザイン賞」もスタート。生活雑貨や家具といったものに混じって、木造ビルが顕彰される頻度も増しているため、世界的にも珍しい、日本を代表する建築コンテストの意味合いが強くなりつつあるのです。

商業ビルのほか駅舎、企業オフィスも木造に

商業ビルのほか駅舎、企業オフィスも木造に

 コンテストの過去の入賞作品から、すでに建っている木造ビルをご紹介します。

 最初は、商業ビルの「Gビル自由が丘01」(目黒区自由が丘)です。ザックリした木の庇(ひさし)と壁が一体となった造形は、もはやアート作品と言っても過言ではないでしょう。

大胆な木使いのデザインに引かれる、目黒区自由が丘の「Gビル自由が丘01」(画像:林野庁)

「柳小路南角(やなぎこうじ みなみかど)」(世田谷区玉川)は二子玉川に誕生した京都の町屋を彷彿させる飲食ビルで、落ち着いた和の情緒とナチュラルな開放感を両立させています。

 参宮橋の住宅街にたたずむこの「西参道テラス」(渋谷区代々木)は、賃貸住宅兼商業ビル。木の箱のような外観が目を引きます。

 そのほかにも、駅舎、企業オフィス、ホテルといった公共の場所でもさまざまなデザインの木造ビルが建てられ、街の表情を変え続けています。

 そんな移りゆく東京の街並みを感じながら、木造ビルを愛でる散歩時間を過ごしてはいかがでしょうか。

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