紅葉の話題を聞くようにもなりましたが、例年とは異なる暑さが残っている今年。「秋はどこへ行った?」と感じている方もいるのでは? それなら秋らしさを感じるものを作って、おうちの中に飾ってみてはどうでしょうか。リースは材料も揃いやすく、初心者でも挑戦しやすいのでオススメです♪
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
朝晩はだいぶ冷え込みを感じるようにはなっていますが、いまだに日中は半袖で過ごす日もありますよね。そんな日々に「秋はどこへ行った~!」と感じている方もいるのはないでしょうか?
なかなか暑さが落ち着かない今年の秋。外で秋を感じられないのであれば、家の中に秋を感じる物を飾るのはいかがですか? 秋らしい素材を使って、おうちで飾れるものを作れば、いつでも季節を感じることができます。
リング状に作るリースは、難しい技術はなくても手軽に作れ、秋らしい素材も取り入れやすいのでオススメです。子どもと一緒に材料を探したり、お気に入りの素材で作ったりすれば、思いのこもった世界でひとつだけのリースになります。
今回はリース作りで必要な道具や材料、作るときの手順、コツなどもあわせて、3種類の秋リースをご紹介します。おうちで作るときの参考にしてみてください。
リースの材料を集めよう♪
まずはリースを作るための材料を集めることからはじめましょう♪
「リース」と言っても作り方や材料はさまざま。給水スポンジを土台にして生花を使って作るものから、ドライフラワーやプリザーブドフラワーで作るものもあったり、布やワイヤーを使って作るものまであって、かなり自由となっています。根のある苗を植えこんだ寄せ植えのリースもステキです。
今回はおうちに飾るインテリアとしてのリースの中から、作りやすいベーシックなリースに絞って、よく使われるものをピックアップしてみました。
今は100均でリースのベースとなるものが種類豊富に揃っているので、市販のものを土台として利用すると、格段に作る作業が楽になります。
こちらの写真は全てセリア商品。手のひらサイズの小さめのものから、少し大きめのものまであり、素材やデザインの種類が豊富にあります。特に天然素材のリース土台は、全面をデコレーションしなくてもサマになるのでオススメです。
花やリボンなど、デコレーション素材は100均でも豊富。ただし、デコレーション素材次第で仕上がりの完成度がかなり左右されるので、これを使いたい!! と思えるものを集めてみて。特にメインとなるものは、気に入ったものを使わないと作っていても気分が上がってきません。
色合いや形、大きさなど、イメージに合ったものを見つけられるかが成功のカギ。100均で理想の素材を見つけられなかったら、手芸屋さんやクラフト用品店などでも探してみてください。
子どもと一緒に拾ったどんぐりや松ぼっくりを使う場合もありますよね。
ただし、拾ったまますぐに使うのはちょっと待って!! 土がついていたり、虫がいたりするので、しっかり汚れを洗って落とし、どんぐりは数分ゆでると安心です。松ぼっくりは洗った後に乾燥させると、カサがキレイに開いて格段に見栄えがよくなります。
作るために使う道具もチェック!
リース作りで活躍するのはグルーガン。グルーガンとは、樹脂(グルー)を熱で溶かして素材を接着させる道具です。樹脂が冷えれば接着できるので、ボンドと比べて短時間で固定させることができ、サクサク作業が進みます。100均でも販売されているんですよ。
ワイヤーやピンセット、ハサミやニッパーなど、基本的な道具もよく使います。
使う道具は作り方や材料によっても変わるので、適したものを揃えてください。グルーガンに使うグルースティックやワイヤーなどは消耗品なので、在庫があるかどうかも確認。
秋色リース2種を作ってみよう♪
木の実のリース
実りの秋をギュギュッとまとめた木の実のリース。シンプルだけど温かみのある風合いになります。複数の形の違う木の実を使うことで、落ち着いた色だからこそ、素材の形の違いが引き立ちます。
ピクニックに行って木の実を拾ってきて使うのもよし。ちょっとそんな時間ないわ~という方は100均でも揃います。
今回は、木の実はセリアのデコレーションパーツを活用。小ぶりで使いやすくてオススメです。接着する木の実は量が多いので、リースは小さめサイズのものをチョイス。
そのほかに、金色の葉っぱ(こちらもセリア商品)とサンキライの実も使用。サンキライの実はもう何年も前(かなり経過して忘れるくらい。おそらく7~8年くらい経過?)に購入したときは真っ赤だったものが、時間経過でかなり落ち着いた色になったっています。もう何度も再利用していますが、乾燥しているのでカビも生えず重宝しています。
実物が入るとより可愛くなるので、色が合うものがあれば入れてみてください。フェイクのペップなら、色が合うように塗り直すという手もアリ。
それでは作っていきましょう~♪
小さな木の実をたくさん接着するため、グルーガンを使って作ります。今回使用の土台のリースは、吊り下げ用の麻紐つき。これが無く、飾るときに吊り下げることを考えている場合は、最初に紐を取りつけてからデコレーションしたほうが作業しやすいです。
グルーガンを使うときは火傷に気をつけてくださいね!
失敗しない接着順は、大きいものや目立たせたいものから配置すること。その後に隙間を埋めるように小さめの素材を入れていきます。サンキライの実や、金色の葉っぱは、小分けにカットして、グルーを塗って隙間に差し込むようにして入れていきます。
グルーが冷めて固まるまでは取り外しできるので、つけてみたけれど、ちょっと移動したいと思ったら意外にできます。
底が丸いものは接着面が小さく、しっかり固定しにくいこともあります。そんなときは、後で隙間にグルーを垂らして補強したり、隣の素材に貼りつけて固定していくと、しっかりしてきます。
土台のリースがあるので形は作りやすいですが、凹凸のあるものをつけていくので、キレイなリングの形にならなくて困ることも。全体のバランスを見ながら隙間埋めの素材を使って、フォルムを整えるようにしていくと、だんだん形が整っていきます。
秋めいた色合いのナチュラルリースの完成です。このリースは、たとえばもっと鮮やかな赤い実物を使ったり、グリーンの葉っぱを入れたりするとクリスマスっぽくなります。背景が白くなるだけでも違って見えますよね。
秋が過ぎてクリスマスシーズンに入ったら、ちょっとリメイクするだけで引き続き飾れますよ♪
三日月リース
秋というとオレンジや赤など紅葉のような色を思い浮かべますが、深みのある色合いも秋らしさを感じます。
大人っぽいスモーキーピンクを中心に、三日月リースにしました。
三日月リースの土台もセリアにあるんですよね~。なので、その土台にそって作ります。
スモーキーピンクの花も、ピンクがかったグリーンマットやラフィアもセリア。脇役の花は家にあったものですが、セリアやダイソーのもの。100均の花も探せばニュアンスカラーのものが見つかります。
こちらのリースではグルーガンで接着する方法と、ワイヤーをかけて土台に取りつける方法の2つを併用。ワイヤーをかけるのは面倒な作業ですが、あとでポロリと取れる心配がなく、向きなどを調整しやすいのが利点。やり直しやリメイクも、ワイヤーを外せばいいだけなので、素材が傷まないというメリットもあります。
まず、グリーンマットは葉の部分を土台から抜いて、大きいものは半分にカット。花も茎部分から抜けるものを抜いておきます。
メインの花をつけると、リース全体のイメージが固まります。グルーガンでメインの花をリースの中間あたりに接着し、残りの部分を覆うように、ワイヤーをかけたグリーンを取りつけてみました。中心から先に向かってグリーンが伸びているイメージです。
取りつけるときは、先からはじめて、少し重ねるようにしてつけていくと◎。葉の形が違うものを重ねていくと、ナチュラルな雰囲気が出ます。あとは小さな脇役の花や葉の隙間を埋めつつ、三日月のフォルムが整うように気をつけて足していきます。
ナチュラルな雰囲気を出すため、リボンはラフィアを使用。4~5本で蝶々結びにし、結び目にワイヤーを通してねじって固定。そのままワイヤーでリースに取りつけます。リボンの先が不ぞろいになるように整えて、余分な長さをカット。
リボンをつけるとフォルムがまた変わってくるので、バランスを見てさらに葉や小花を接着して形を整えます。
三日月リースは向きを変えると、また違った雰囲気に。吊り下げ用の紐をつけるときには重心によって傾きやすいので、紐をつける位置を調整して、狙い通りの向きになるようにします。そのため、紐はデコレーションの後に取りつけたほうが失敗しません。
リースを飾って秋を感じよう♪
リースは玄関ドアや壁に飾ったり、直に置いてアレンジメントフラワーのようにインテリアとして飾ったりもできます。
今回ご紹介したリースはドライになっているものやフェイクの花や葉なので、メンテナンスもほこりを払うくらいで手がかからず、一度作ると長く楽しめます。色合いや素材で、手軽におうちに秋を取り込んでみてください。
まとめ
秋に作るリースは、木の実など外で探して集められるものもあるので、材料探しから子どもと一緒にはじめてみるのも◎。
もっと手軽にはじめたいならば、100均や手芸店、クラフト用品店などで豊富に材料が揃っているので、好みのものを探してみてください。お気に入りの素材を見つけられれば、あとは土台に接着して仕上げるだけです。
グルーガンで接着する方法は短時間で作業が進み、凹凸があるものでも手軽に取りつけることができますが、熱くなるため火傷には注意してくださいね。
ぜひ子どもと一緒に作って、秋を感じてみてくださいね!