スキマバイトで出会った人たちについて描いた漫画「スキマバイト つぎはどんなかな？」（全3話）が、Instagramで合計1600以上のいいねを集めて話題となっています。
スキマバイトに応募してみた作者。そこで出会ったのは、「1時間以上かけてバイトに来る人」「4時間ずっと無言の人」など、さまざまな働き方や考え方を持ってバイトをしている人たちでした。中には一緒に働くのが困ってしまう人も…。読者からは、「3人の気持ち、分からなくはない」「いろいろな思いで働いているんですね」「私もスキマバイト始めてみようかな」などの声が上がっています。
バイトをしているところを知人に見られたくないが…
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表している、イラストレーターの「こもれび」さんです。こもれびさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「スキマバイト つぎはどんなかな？」を描いたきっかけを教えてください。
こもれびさん「数カ月前に始めたスキマバイトで新しい体験やいろいろな仕事を経験し、印象に残ったことを描いてみたくなったからです。登録している人はけっこう多いようなので、たくさんの人たちと通じ合える世界なのかなと思っています」
Q.こもれびさんは、「スキマバイトをしているところを知り合いに見られたくない」と思いますか。
こもれびさん「私は交通費を考えてしまうので、リスクがあっても地元で働きます。私もできれば誰にも会いたくないですが、『できれば』という程度で、『絶対』というわけではありません」
Q.「口ばかり動いていて、手が動いていない人」を見たとき、どのように感じましたか。
こもれびさん「口が動いていても手が動くのなら問題ないのですが、『口が動くと手が止まるのであれば、集中して作業に取り組んだ方が良いのでは』と思いました。仕事もいい加減な印象を受けましたね」
Q.4時間、無言で一緒に作業をしたときは、どのような心境でしたか。
こもれびさん「初対面の人と会話し続けることは私もしんどいですが、4時間も話してくれないと『私と関わりたくないんだ』という被害妄想が起きました。『仕事の手順や取り組み方をどうするか』『素朴に感じた疑問点』など、仕事に関することくらいはやり取りできたら良かったな、とは思います」
Q.これらの経験から、スキマバイトを応募するときはどのようなことを意識するようになりましたか。
こもれびさん「応募人数が2人で、黙々と作業する仕事の場合、終始無言の空間は気まずいので応募しないことに決めました。飲食店やピッキングなど、『体を動かす仕事』なら2人でもいいと思いますが…。私は、たとえその日限りでも、できる限り誠心誠意働きたいという考えです」
Q.漫画「スキマバイト つぎはどんなかな？」について、どのような意見が寄せられていますか。
こもれびさん「仕事への取り組み方については、『できれば役に立ちたい』『真面目にきちんと仕事をした方が時間の経過が早いし、達成感がある』『いつかの何かにつながるかもしれない』など、ポジティブな考えの人が多い印象でした。また、『スキマバイトで知人に会いたくないの分かる』『私もできるだけ人と話したくない』という意見もありました」
オトナンサー編集部
