初めての子育てはいろいろと思い悩むこともありますよね。1人目に比べて2人目の方が育児が大変!と感じる家庭も多いでしょう。今回は、50代男性が子育て中にハッとさせられたというエピソードを紹介します。
息子が成長するにつれ、頭を悩まされることが増えて…
(※写真はイメージです)
40代で二児に恵まれ父親になった私。我が家の長女は、かなり聞き分けもよく小さいころから育てやすかったのですが、下の男の子はとにかく手がかかるタイプ。
3歳くらいまではそれなりに言うことも聞いてくれましたが、4歳にもなると態度が乱暴になり嘘もつくようになって、そのころの私は父親としてほとほと参っていました。
(※写真はイメージです)
小学生になってからは息子のやんちゃぶりはますます顕著になり、親としての接し方が悪かったのかと悩むようにもなってきました。
妻は「成長を待とう、大丈夫だよ」と見守る姿勢でいてくれるのですが、私は男親として同性同士だからなのか「息子はこのままではいけない」と強く思い込み、過干渉になっていたのかもしれません。
そんなあるとき、妻の友人で3人の息子を育てる女性と会う機会がありました。
私が息子の言動に悩んでいると打ち明けると、「男の子なんかみんなそんなもんや、言うことなんかまったく聞かないで。まだ8歳やん。まだ子どもやもん、そんなん当たり前やん」と朗らかに笑いながら言われました。
それまで妻との会話では客観視できなかったのに、第三者から言われたことでふと冷静になった私。たしかにうちの場合、上の子が聞き分けが良すぎて、下の子がおかしいと思い込んでしまっていただけなのかもしれません。そう思えたことで、心がかなり軽くなりました。家庭内だけで悩みを抱えるのではなく、第三者に相談することの大切さをとても感じた出来事でした。
(※写真はイメージです)
下の子は10歳になった現在でも様々問題はありますが、「まだ成長途中なんだ」「これもこの子の個性なんだ」と思うことで、精神的な負担は少し軽減されるように感じます。
以前は「この子は親がなんとかしなければ」と思い込んでいる部分が大きかったのですが、自分たちだけで問題を抱えるのではなく、しかるべき相手に相談したり、学校と連携したりして、これからも子どもを見守っていこうと思えるようになっています。
====================
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。