第五子を妊娠していることを公表した辻希美さんが、壮絶なつわりに耐えながらの夕飯作り動画をYouTubeチャンネルで公開。見ているだけで、そのつらさがひしひしと伝わってきます。
■何も食べたくないのに食べないと気持ちが悪い状態
(※画像は辻希美さんオフィシャルブログより)
辻希美さんは3日に第五子の妊娠を公表。妊娠がわかったのは昨年末のようで、1~2月は重いつわりで大変だったそうです。今回はこれまでの妊娠で一番つわりがきつく、一時期は体重が3kg減少して頬もげっそり。病院で点滴を打つことも提案されたといいます。
そんなきついつわりの最中に撮った夕飯作りの動画を公開。電動調理器を活用して豚の角煮を作ります。ただ、ごはんの臭い全般がダメで、キッチンでは鼻にティッシュを詰めてマスクをつける完全防備の姿。
「昼間はわりと調子が良くて、夕方以降~夜が調子悪くて、早く朝になれと思いながら過ごしてる」といい、長ネギのかわりに細いネギの根元をカットしながら「とにかくもう臭いが嫌だから、ごはんの。ネギが一番嫌なの」「ちょっと前まではネギを見ることすらも嫌で、ネギって言葉すらも嫌だったんだけど、やっと見れるようになった」と明かしました。
しかし鍋に材料と調味料を入れるとネギの香りが広がったのか、「ああやっぱ無理、ネギがいる……」とうめく辻さん。全部入れたらスイッチオンで、あとはお肉に味がしみ込んで柔らかくなるのを待ちます。
それとは別に、ガスコンロでゆでたまごも作り、子どもたちがみんな大好きな大根と豆腐の味噌汁も用意。子どもらがお腹すくタイミングに間に合わないかも、と言って大急ぎで料理をしながら、ひとり言が止まりません。
「19時過ぎると食べものも見たくない、できれば。夜になるとさ、本当に何が食べたいかもわからなくなるの。お腹は空くのに全部がまずく感じる」
「なにか食べたい、なんか食べないとやばい」
「角煮とか作ってるけど全然食べれない、ビビるぐらい本当に食べられない」
「はあヤバい、眠い」
(※画像は辻希美さんオフィシャルブログより)
そうこうしている間に「腹減った~」とキッチンに寄ってきた長男。角煮ができるまでまだ時間がかかるため、子どもたちのために冷凍餃子を焼き始めたところ、一気に臭いが立ちのぼったのか、「わぁ餃子ヤバい、餃子の臭い無理かもしれない! 待って無理だ、餃子嫌い、鼻に詰めてるのにすごいニオってくる。もうやだ、もうやなの、ああここにいられない……」と嘆くしかありません。
なんとか無事に子どもたちの夕飯タイムを迎えましたが、辻さん本人は角煮や餃子など食べられそうもなく、ひとりでレトルトのトマトパスタを食べることに。この日は夫の杉浦太陽さんが出張のため不在で、「洗い物は食洗機におまかせ、洗濯は昼間できる最低限をやるって感じ。夜はやらない、やらないっていうかもう無理」と話していました。
これでも一番ひどいときに比べればだいぶ良くなったほうだそうですが、パスタを一口食べるのもつらそうな辻さん。それでも無理やり食べないとお腹が空いて気持ち悪くなってしまうため、頑張って食べているのだそう。
その後、リビングで横になり「起き上がれない……」とつらそうに顔を伏せる辻さんの姿が。さらに納豆を取り出し、「全然食べたくないんだけど食べてないと気持ち悪くて、納豆を食べます」「納豆は謎に食べられるんです、納豆なんて絶対無理そうなのにね」と説明。つわりがひどくなってからは、寝る前に冷やごはんと納豆を食べるのがルーティンになっているそうです。
辻さんいわく、「全然食べたくないんだよ、別に。何言ってんのって思うでしょ、全然食べたくないんだけど、食べない方が気持ち悪い。お腹空くから何かを食べないといけなくて、無理やり食べられそうなものを探して食べる」。
いつかは良くなるとわかっていても、その渦中にいるときは延々続くように感じられるつわり。辻さんはこの数カ月間、本当に体がしんどい日々を過ごしていたようですね。
■つわりがひどいときは……
つわりの症状は、吐き気、嘔吐などの消化器系の症状を中心に多岐にわたります。安定期ごろに症状がおさまるケースは多いのですが、長引く人もいますし、つわりのあるなし、症状の軽さ・重さは人によって違います。また、食べた物を嘔吐してしまう、唾液が増える、においに敏感になる、空腹になると吐き気がする、特定の食べ物を受け付けなくなる、など症状も様々です。
つわりがひどいときは何より、少しでも食べて飲むことが大切です。食事は自分の好きなものを、自分の好きなときに、好きな量をとってください。具体的には、脂っこいもの・刺激の強いものやにおいの強いものは避け、すぐに食べられるものを持ち歩いたり、枕元に置いておいたりしましょう。
自炊も無理せず、においが気になる場合はしないほうがいいでしょう。温かい食べ物はにおいが漂いますが、冷やすことでにおいを抑えられます。また、空腹になるとつわりがつらくなる人も多く、その場合は少量をこまめに食べることもおすすめです。
日常の生活は、いつもより休む時間を多くとって、すぐに起き上がるなどはせず、ゆっくり行動するようにしましょう。においをはじめ、音や光など、いろいろなものに敏感になることがありますので、マスクや耳栓をしたり、テレビやスマホを長時間見るのを避けたりなど、工夫して過ごすことです。パートナーをはじめ、周囲の人たちもできる限りその症状を理解して、いたわってあげてください。
参照:
【助産師監修】つわりがひどい | 病院受診の目安と乗り越え方
(マイナビ子育て編集部)