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「最近の子どもは昔の子よりも確実に頭が良くなっているが…」常勝少年野球チーム監督が実践する、子どもを導く方法

マイナビウーマン

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せっかく始めた習いごと。でも、なんだか子どものやる気がない……。「もしかして向いてないのかな?」と不安になることはありませんか? でも、実は“やる気がない”ように見えるのは、まだ心が動いてないだけかも……?

\子どもの「考える力」を伸ばす9の導き方!/

「子どもたちに“任せる”」をモットーに、37年にわたって少年野球の指導をしてきた辻 正人さん。
大人がついやってしまいがちな、子どもの可能性を狭める言動に警鐘を鳴らしながら、子どもを伸ばすための“正しい導き方”をやさしく伝えてくれる1冊です。

今回は、子どものやる気を引き出す導き方について、書籍『任せることで子どもは伸びる』(ポプラ社)から一部抜粋してお届けします。

子どものやる気を引き出すには「スタートライン」を揃えない。 心が動けば子どもは育つ

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※画像はイメージです

子育ては、いつの時代も「最近の子どもは……」というフレーズで語られることがよくあります。

私が感じているのは、最近の子は情報が溢れた社会で育っている分、昔の子よりも確実に頭が良くなっているということです。ただ一方で、感情をあまり表に出さない子が多く、何を考えているのか分かりにくいケースも増えていると聞きます。

それを解消するためには、スポーツを始めるのが近道かもしれません。小さいうちから親以外の大人と接し、日常生活とは別のことを教わりながら失敗や成功を重ねていく。そういう経験によって「悔しい」や「嬉しい」、そして「これをやりたい」といった感情が出るようになり、だんだんその子の傾向が見えてくるのです。

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※画像はイメージです

さらに子どもの心を開くためには、大人のほうにユーモアも必要です。

あるときの幼児教室では、お父さんに肩車をしてもらったまま降りようとせず、練習の輪に入ろうとしない子がいました。ただ、手にグラブは着けているので、嫌々連れて来られたわけではなさそう。私はその子のところへ近づいていき、肩車の状態でグラブを目掛けてボールを投げてあげました。

「おっ、入った! すごいなぁ!! 天才ちゃうか?」

さらに何球か続けているうちに、今度はボールをこぼしてお父さんの頭に当たってしまいました。

「あっ! 当たった、当たった! 捕ってあげないと。お父さん痛いで(笑)」

そんな声掛けでだんだんその子は笑顔になっていき、お父さんから離れて練習に参加するようになりました。

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※画像はイメージです

親の立場からすると「せっかく来たんだから」と練習に参加するようについ促してしまいがちですが、それで子どものやる気が出ることはありません。無理にやらせようとしても子どもは嫌がります。また、離れたところから指導者が「こっちにおいで。一緒にやろう」と言っても同じです。

まずはその時間、その場所にその子がいるということだけで奇跡。私はそう思っています。

決して全員が同じスタートラインに立つ必要はありません。まずはその子の環境——今回のケースでいえば肩車をされた状態のまま、自然と練習に入りやすくなるような導きをしてあげれば良いのです。あとはユーモアを交えて子どもを愉快な気持ちにさせながら、いかに目的のものに興味を持たせていくか。そこが肝心です。

そして、心が動けば子どもは必ず成長します。

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※画像はイメージです

私たちのチームには悩みを抱えて他のチームから移籍してくる子も多いのですが、あるとき、こんなことがありました。

その子は3年生のときに他チームから移籍。途中からの入部でも心配することなく周りに溶け込み、練習も楽しそうにやっていました。ところが「よし、みんなで紅白戦しようか!」と言った途端、「いや……出たくないです」。本来、試合は子どもたちにとって一番楽しいもの。紅白戦と聞けば、喜ぶものだとばかり思っていました。

私は「そうか。じゃあ無理せんでもええよ。練習しときな」と言って、後ほどその子のお母さんに事情を訊ねました。

そこで分かったのは、もともと所属していたチームでは人数が少なかったため、6年生の試合にも一緒に出ていたのだと。しかし、明らかにレベルが違うのにもかかわらず6年生と同じように扱われ、ミスをすると怒られてばかりで、試合が嫌いになってしまったのだそうです。

そんな子に変化が見られたのは3年生の終盤です。毎年3月末、各地から3年生チームを集めて多賀グリーンカップという大会を主催しているのですが、その年は私たちのチームが優勝しました。すると、その子が帰りの車の中でお母さんに言ったそうです。

「試合に出たかった……」

お母さんからも「すごく嬉しかったです」と、私のところへすぐ報告がありました。

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※画像はイメージです

今までは「練習はしたいけど、試合には絶対に出たくない」。しかし、みんながワーッと盛り上がりながら団結して戦っている姿を見て、初めて「試合っていいな」「あの輪の中に入りたいな」と思ったそうなのです。

その後、4年生になるとレギュラーではなくてもずっと頑張り続け、平日の自由練習(火曜と木曜の夜にグラウンドを開放)にも来るようになりました。

さらに「捕る」「投げる」「打つ」という野球の個別のプレーだけではなく、どうやって試合を進めていくかといった競技全体のことにも興味を持ち、走塁の考え方なども一気に覚えていきました。そうやってグーッと伸びて周りに追いつき、5年生になるとついにAチームでレギュラーになったのです。

やる気というものは、人から言われて生まれてくるものではありません。本人の心が動くかどうかなのです。そこが一番大切だということを、彼の姿を見てあらためて学びました。

そして、心を動かしてもらうのに効果的な方法として、子どもそれぞれの事情があるということを理解し、みんなと同じ環境にしようと「強制しない」ことの重要性を実感しています。

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

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『任せることで子どもは伸びる』(ポプラ社)

※本記事は、『任せることで子どもは伸びる』(著:辻 正人/ ポプラ社)より抜粋・再編集して作成しました。

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