霊視鑑定師兼干支星座占い師の「やわらか霊視の人」さんの漫画「やわらか霊視 すみっこのおじさん」がインスタグラムで1800以上の「いいね」を集めて話題となっています。
作者が実家に帰省すると、部屋の角に必ずいるおじさんの霊。どうやら両親が越してきた5年前からずっといるようで…という内容で、読者からは「そこにいる理由は何なのだろう…」「最後のページが怖すぎる」などの声が上がっています。
おじさん霊は家族に興味がない?
やわらか霊視の人さんは、インスタグラムで作品を発表しています。やわらか霊視の人さんに作品について話を聞きました。
Q.今回、漫画「やわらか霊視 すみっこのおじさん」を描いたきっかけを教えてください。
やわらか霊視の人さん「私が霊視の修行をするようになってから、実家に帰るたび、部屋の角に誰かいると感じることが何度かありました。賃貸なのでいつからいたのかは分かりませんが、帰省を重ねるうちにどんどんその存在は鮮明になっていって。しかも、母もそれに気付いていたんです。その状況が興味深かったので漫画に描こうと思いました」
Q.やわらか霊視の人さんは、いつごろから霊が見えるようになったのですか。
やわらか霊視の人さん「昔から時々見えてはいましたが、本格的に意識するようになったのは3年前からです。心霊スポットの動画をたくさん見ていた時期があって、それがきっかけになりました。39度の熱が1カ月続いたり、心身が衰弱して実家に戻ったりと、かなり大変でした。インスタグラムに掲載していますが、その経験を漫画の第1話『動画を見たら幽霊に悩まされるようになった話』で描いています。
そこから全国の神社や寺院を巡り、いろいろな土地へうかがう修行を始めました。費用は1年で数百万円ほどかかったと思います。本来なら長期間で学ぶことを、短期間で終わらせたかったので。後は、できるだけ多くの人に会うようにしたのも大きかったです」
Q.その後も、おじさんは何もしてきませんか。
やわらか霊視の人さん「何もしてきません。私も母も、特に気にしていないですね」
Q.おじさんと一緒に生活する中で、お母さまに何か異変はありませんか。
やわらか霊視の人さん「ないですね。母は『目に見えない存在』がとにかく苦手で、最初から完全スルーというか、『アウト・オブ・眼中』なんです」
Q.もしおじさんが動き出して、何かをしてきたときはどのように対処しようと考えていますか。
やわらか霊視の人さん「すみっこのおじさん、略して『すみおじ』は、そもそも私たち家族に興味がないみたいなんです。満足したら自然に消えるか、どこかへ行くと思います。出ていってほしいという気持ちも特になくて。もし母から『動き出した』と連絡が入ったら、私が道具一式を持って帰省して対応することになると思います。一般的な対処策としては『気にしないこと』が一番かと。ほとんどの場合、それに尽きますね」
Q.漫画「やわらか霊視 すみっこのおじさん」について、どのようなコメントが寄せられていますか。
やわらか霊視の人さん「『怖い!』というコメントもありましたが、私が『すみおじ』と呼んでいたことで『ちょっとかわいく聞こえる』『家族みたい』というコメントが多かったです。中には、『動くときは宣言してほしい』『いなくなるときはお手紙を置いていってね』など、あたたかいコメントもたくさんありました。皆さんが『自分の家にもいるかもしれない存在』として、共感してくださったのが印象的でした」
オトナンサー編集部
