輸送艦と補給艦も引き連れてます。
目的は士官候補生らの教育・訓練
韓国海軍の揚陸艦「馬羅島(マラド)」が2024年11月7日(木)、神奈川県横須賀市にある海上自衛隊横須賀基地に寄港しました。
横須賀港に姿を見せた韓国の強襲揚陸艦「マラド」(2024年11月7日、乗りものニュース編集部撮影)。
「マラド」は全長200.0m、全幅31.0mで、満載排水量は約1万9000トン。乗員数は330名で、ほかに海兵隊員など720名を収容することが可能です。このほかに主力戦車6両、KAAV水陸両用車7両、LCAC(エアクッション型揚陸艇)を2隻、汎用ヘリコプターを7機から12機程度、艦内に積載・収容する能力を有します。
また固有の武装として、艦首と艦尾には20mmバルカン砲(CIWS)を備えるほか、艦橋後部には地対空ミサイルを発射可能なK-VLSを装備しています。
同艦は独島(ドクト)級強襲揚陸艦の2番艦として2018年5月14日に進水、2021年6月28日に就役しています。
今回、「マラド」が来航した目的は陸海空ならびに海兵隊の4軍の士官候補生に加え、軍看護学生など700名からなる合同訓練部隊が安全保障などを学ぶためとのこと。そのため、来日中は、在日米軍基地などでの研修が予定されているそうです。
なお、「マラド」には揚陸艦「天子峰(チョンジャボン)」、補給艦「大清(デチョン)」が随伴しており、これら3隻で巡航訓練艦隊を編成し来日しました。