冷凍おかずの定期便サービス「三ツ星ファーム」を運営しているイングリウッド（東京都渋谷区）が、「自炊」に関する調査を実施。その結果を公開しました。
調査は2025年2月20日から同月26日、同社サービスを利用したことがあり、未成人の子どもを持つ20〜50代の働く女性を対象にインターネットで実施されました。計669人から有効回答を得ています。
「冷凍食品やレトルト」を活用して負担を減らすママも
全回答者に「普段の食事を用意する際に気を付けていること（複数選択可）」について聞くと、最も多かったのは「栄養バランスを意識する」で59.2％でした。次いで「家族の好みに合わせる」（43.0％）、「食材を無駄にしない」（42.8％）などが続き、家族や家計にも配慮して、日々料理を準備していることが分かりました。
「料理をする中で最も面倒に感じること（複数選択可）」を質問したところ、「献立を考える」が最多で30.3％。次いで「片付け・洗い物」と「料理そのもの」が、同率で各17.8％という結果になりました。また「食材の買い出し」（11.4％）など、料理そのものに加え、その前後の作業をおっくうに感じる人も多いことがうかがえます。
「料理にどれくらい時間を掛けているか」と聞いたところ、最も多かったのは「1日30分〜1時間未満」で38.7％となりました。次いで「1日1時間以上」が45.6％となり、合わせて約半数にも上りました。
また、「1日に自由な時間はどれくらいありますか」という質問には、「1時間～2時間未満」（30.3％）と回答した人が最も多いという結果になりました。次いで「1時間未満」（25.4％）、「2時間～3時間未満」（16.9％）と続いています。ワーキングマザー（ワーママ）の人たちは可処分時間が少ない一方、日々料理にかなりの時間をかけていることが分かりました。
働くママの自由時間が少ない中、「毎日の料理の負担を減らす上で、どのような工夫をしているか（複数選択可）」と聞くと、最も多かった回答は「簡単なレシピを活用する」（61.9％）でした。次いで「冷凍食品を活用する」（46.3％）、「総菜やレトルトを活用する」（43.0％）など調理済み食材を活用したり、「簡単に済ませる日と手間をかける日を分ける」（42.6％）といった、メリハリをつけながら賢く “手間抜き” をしていることがうかがえました。
調査結果を受け、同社は「栄養バランスの取れた献立づくり、家族の好み、家計のことなど『食べる』以外で考える時間が多いことに負担を感じるワ―ママが多いこと、その中でも“タイパ”よく自炊するための工夫として冷凍食品や総菜などの調理済み食品を活用しながら上手に“手間抜き”をしていることが分かりました」と分析しています。
オトナンサー編集部
