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【戦国武将に学ぶ】長宗我部盛親~「もう一度土佐国主に」の夢、かなわず~

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長宗我部盛親の肖像画(蓮光寺所蔵)
長宗我部盛親の肖像画(蓮光寺所蔵)

 長宗我部盛親は、土佐(高知県)を拠点に四国全域へ勢力を伸ばした長宗我部元親の四男として1575(天正3)年に生まれています。四男ということで、本来ならば家督を継げるような立場ではありませんでした。

思いがけない後継指名

 ところが1586(天正14)年、家督を継ぐはずだった兄の信親が、九州の戸次(へつぎ)川の戦いで討ち死にしてしまいます。元親は、それ以前から長男の信親と連名で命令書を出すなど、いわば政治見習いをさせていただけに、ショックは大きかったと思います。

 その時点では、次男親和、三男親忠も健在で、親和は讃岐(香川県)の豪族、香川家を継ぎ、親忠は土佐の豪族、津野家を継いでいました。このような場合、普通は次男の親和か三男の親忠を長宗我部家に戻すことが多いのですが、元親は四男の盛親を後継者に指名したのです。

 このとき、一族で重臣の吉良親実や、比江山(ひえやま)親興が反対し、2人は元親に自刃を命じられていますので、尋常ではない後継指名とみられていたようです。この年、盛親はまだ12歳でした。

 この後、盛親は父元親と共に1590(天正18)年の小田原攻め、さらに、1592(文禄元)年から始まる文禄・慶長の役にも出陣しています。正式に家督を継いだのは1599(慶長4)年5月19日に元親が亡くなってからです。

 家督を継いだ直後、盛親に試練が訪れます。翌1600年の関ケ原の戦いです。この戦いで、盛親は西軍石田三成方につきました。父元親は、どちらかといえば反豊臣で、例えば1584年の小牧・長久手の戦いでは徳川家康に呼応。秀吉と戦い、さらに翌年の四国攻めを受けて降伏した経緯がありますので、元親存命時なら西軍にはつかなかったのではないかと思われますが、盛親は西軍の一員として、南宮山の麓に布陣しました。兵の数はおよそ6600といわれています。

 しかし、南宮山の吉川広家が東軍に通じていて、毛利軍主将の毛利秀元を含めて兵を動かさなかったため、盛親は戦うことなく、西軍敗色濃厚となった時点で退却、土佐に兵を戻しました。盛親としては、「実際の戦いには加わっていない」という思いがあり、謝罪すれば許されるのではないかと考え、家康の重臣井伊直政を通じて謝罪の意向を伝えています。

 ところが家康は、この頃、盛親が兄の津野親忠を殺害したことを重く見て、所領没収の処分を命じています。土佐は山内一豊に与えられることになりました。浪人となった盛親は、京都の烏丸通上立売上る柳図子という所に住居を定めて、大岩祐夢(幽夢とも)と号し、寺子屋の師匠として、ほそぼそと暮らしていました。

大坂夏の陣で最期の戦い

 そのような盛親の所に、1614(慶長19)年10月初め、「土佐一国を与える」という約束で、大坂城の豊臣秀頼から声が掛かりました。「このまま寺子屋の師匠を続けるよりは」と盛親は考えたのでしょう。すぐ大坂城に入城し、そこでは、元大名ということで兵5000を預けられ、真田信繁(通称幸村)、毛利勝永、後藤又兵衛、明石全登(てるずみ)とともに「五人衆」と呼ばれ、籠城軍の主力の一人となっています。

 ただ、その年の冬の陣では、盛親はこれといった戦功をあげていません。翌1615(元和元)年5月の夏の陣で、八尾方面に出撃し、藤堂高虎の軍勢と戦っています。ところが、この戦いのとき、井伊直孝側に側面をつかれ、敗走。京都方面に逃げていくところを蜂須賀家政の家臣に捕縛され、5月15日、京都の六条河原で斬られています。

 家督を継いだがために、苛酷な生涯を送る結果になってしまった盛親。「もう一度土佐国主に」の夢は、幻となりました。

静岡大学名誉教授 小和田哲男

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