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結局、ユベントスが最強のままなのか? ボローニャは果敢に追い詰めるも…構築された戦術の形

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ユベントスは開幕から無敗を維持。王位は揺るがないのか?【写真:Getty Images】
ユベントスは開幕から無敗を維持。王位は揺るがないのか?【写真:Getty Images】

セリエA第8節、ユベントス対ボローニャは2-1でユベントスが勝利した。ボローニャはDF冨安健洋を日本代表戦での負傷で欠いたが、一歩も引かない戦いを見せ、あわや同点という展開を繰り広げた。それでも結果は王者の勝利。今季もまた、他の追随を許さない強さでイタリアを制するのか。(文:神尾光臣)

先制点を奪ったのはクリスティアーノ・ロナウド

 セリエA第8節、ユベントス対ボローニャは2-1でユベントスが勝利した。ボローニャはDF冨安健洋を日本代表戦での負傷で欠いたが、一歩も引かない戦いを見せ、あわや同点という展開を繰り広げた。それでも結果は王者の勝利。今季もまた、他の追随を許さない強さでイタリアを制するのか。(文:神尾光臣)

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 ユベントスVSボローニャ。今季、アウェーの試合で初めてベンチで指揮を執ったボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、試合の全てをピッチサイドで見届けることは出来なかった。

 急性白血病の治療中で2度目の入院治療を終えてまもない彼は、感染症予防のために喧騒を避け、アディショナルタイムを1分残して室内へと引っ込んだ。これまでも、一時退院で試合の指揮を執っていたときには習慣となっていた。

 しかしそのラストプレーで、ボローニャはなんと同点に追いつきかけたのだ。終盤に投入されたFWフェデリコ・サンタンデールが、FKからのヘディングシュートをクロスバーに当てる。さらにそのこぼれ球に反応して、オーバーヘッドでシュートを合わせにきた。これは枠をとらえるが、ジャンルイジ・ブッフォンのセーブで凌がれてゲームセットとなった。

 接戦だった。冨安健洋を故障欠場で失ったボローニャは、ユベントス相手に一歩も引かない戦いを見せていた。強固な組織守備で相手の攻撃を受け止めた後、瞬時に多くの人数を前線に送り込む速攻でチャンスを作った。

 だが、ユーベも勝ちにふさわしいパフォーマンスをしていなかったわけではない。圧力を掛けた末に相手のミスを誘い、狡猾に突いてくる様子に、首位チームとしての強さが表れていた。

 先制点を奪ったのはクリスティアーノ・ロナウドだった。20分、ボローニャの左SBラディスラフ・クレイチがアドリアン・ラビオの出したパスをカット。その際トラップを流してしまうのだが、その小さな綻びを見逃さなかった。体を寄せてボールを奪ったのち、一気にスピードアップ。ボールの再奪取を図ったクレイチをかわしてエリア内に侵入し、右足でシュートを放った。ゴール右下隅を正確にとらえたシュートにGKも手を伸ばしきれず、ゴールが決まった。

引いて守るだけではないボローニャの戦略

 相手の出鼻を挫き、ゲームプランを狂わせる上で、先制点というものは非常に大事である。だがボローニャは怯まなかった。それどころか粛々とプランを実行して、ユベントスを苦しめにかかったのである。

 守備の際には10人がきっちりと引いて、ゴール前のスペースを潰す。システムの並びで言えば4-4-1-1状に組織を収縮させ、パスの交換に必要なスペースを丁寧に潰した。

 またユーベの組み立ての中心となるミラレム・ピャニッチには、トップ下のロベルト・ソリアーノを張り付かせて牽制を図る。重心を下げ、ボール保持率は相手に譲りながら、エリア内でシュートを打たせないような守備のマネジメントを図った。

 だが彼らは引いて守るだけではなく、ボールを奪ったあとで素早い切り替えを図り、多くの選手を前線に送り込むような攻撃へのスイッチを図った。まず、サイドバックが高く上がりがちなユベントスの裏のスペースを狙い、俊足でテクニックのあるロドリゴ・パラシオを走らせる。

 まずそこにパスを入れたのち、キープをする間に素早く後方のDFラインを押し上げ、パラシオを孤立させないよう他の攻撃人を送り込む。ドリブルの得意なニコラ・サンソーネやリッカルド・オルソリーニがすぐに絡み、前線に圧力を掛けた。

 そうした流れからチャンスを作る。26分、CKの守備からカウンターになりそうだったところを、高い位置からアンドレア・ポーリが奪取。ユーベの選手のプレスを巧みなフェイントでかわした彼は右に展開。クロスは前線に残っていったイブラヒマ・エムバイエの頭を経由して、同じく前線にいたCBのダニーロに渡る。ダイレクトボレーはゴール右サイドネットに突き刺さった。

これで7勝1分。ユベントスの王位は揺るがないのか

 先制したユーベを調子づかせず、前半は同点で折り返す。ボローニャの選手たちは、後半での逆転もイメージしていたはずだろう。しかし自力で勝るユーベは、きっちり勝負所を抑えて畳みかけてきたのである。

 その秘訣はハイプレス。攻撃から守備への素早い切り替えの元となるDFラインからの組み立てを、前線の選手のプレスによって阻害してきたのである。4-3-1-2のシステムでトップ下に配置されたフェデリコ・ベルナルデスキや、またマウリツィオ・サッリ監督の戦術を知り尽くすイグアインが、きっちり走ってボール保持者を追い込んでいく。そうしたうちに、ボローニャには焦りが出た。

 激しいユーベのプレスが続いた直後の54分、ソリアーノがあろうことかゴール正面へバックパスを流してしまった。これを見逃さなかったのが、ユベントスの攻撃陣だ。一気に4、5人がゴール前に詰め、ボールを奪ってゴールを狙おうとする。最終的には、3列目からタイミングよく上がってきたピャニッチがシュートを放ち、勝ち越しのゴールを決めた。

 注目すべきは、このピャニッチの動きがなぜ可能になったのかということだ。マッシミリアーノ・アッレグリ前監督の元ではレジスタとして、基本的にDFラインの1列前に陣取っていた。サッリ監督の元でもその役割は基本的に変わらないのだが、中盤での人数バランスが保たれていれば、ポジションを入れ替えて前線に出てくることも許容されている。今シーズンは早速2ゴール目だ。

 これまで開幕からフォーメーションを模索していた感のあったサッリ監督だが、中盤での強度を保つ4-3-1-2でチームの形は整いつつある。2トップの1角となったロナウドは自由に動き、イグアインらとともに前線でのチャンスメイクでも貢献していた。それをベルナルデスキをはじめとした中盤の選手が素早くフォローし、縦方向の鋭いパス交換で攻撃を組み立てていくという戦術の形が定着してきた。

 これで7勝1分。開幕直前には組織守備の構築が半ばで批判も受けていたが、気がつけば新監督の元でも支配的な立場を継続している。そのままリーグ戦で2位以下を振り切る例年のパターンへ持っていくのか、それとも他が追随していくのか。終盤にボローニャの猛攻を受け、同点にされそうになっていた様子を見れば、付け入る隙はまだありそうだとも思ってしまうのだが…。

(文:神尾光臣)

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