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名古屋を通らぬ「愛知ナナメ横断ルート」延伸近づく! まさに「トヨタのお膝元バイパス」 港から山まで貴重な一直線!?

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トヨタを貫く!?「豊田南バイパス」間もなく延伸

 愛知県豊田市で国道155号「豊田南バイパス」の延伸工事が佳境を迎えています。市街地の渋滞や事故を回避するバイパスですが、実際はかなり壮大なルートの延伸部です。

Large figure1 gallery34豊田南バイパスの現在の終点は国道153号。このアンダーパスの先が2026年度に開通予定(乗りものニュース編集部撮影)。

 豊田南バイパスは、伊勢湾岸道の豊田南IC付近から北東の豊田市街へ向かう12.9km。別途整備中の国道153号「豊田北バイパス」と一体になり、市街の山際に位置する東海環状道の豊田勘八ICまでをショートカットする計画です。既存開通部は豊田市街地を高架または掘割で貫き、ほぼ信号ナシで移動できる高規格道路です。

 このうち、豊田南バイパスは2026年度に延伸して全線開通を迎える予定です。主要構造物はほとんどが完成に近づきつつあります。また、豊田北バイパスは2024年度末時点で事業進捗率は約64%となっており、こちらも一部の工事はかなり進んでいます。

 豊田市といえば、トヨタ自動車のお膝元です。豊田南バイパスはトヨタ堤工場のど真ん中を貫いているほか、東名豊田IC付近にはトヨタ元町工場があり、さらに今回の延伸部はトヨタ貞宝工場をかすめています。加えて、トヨタは貞宝町周辺に新工場を建設すると発表しており、豊田南バイパスが受け皿になることが予想されます。

 このように豊田市周辺の高規格道路となる両バイパスですが、実は愛知県内をナナメに横断して「港」に通じる広大なルートの一部といえます。

 豊田南バイパスの起点は、知立市街を高架で一気に抜ける有料道路「衣浦豊田道路」の終端にあたります。「衣浦」の名の通り、有料区間からそのまま南西へ、4車線のバイパス道路(国道419号)が「衣浦港」に直結しています。

 衣浦港は高浜市や碧南市、知多半島東部の半田市などにまたがる細長い港湾で、ここにはトヨタ衣浦工場のほかトヨタ系サプライヤーの工場が集積しています。当然ながら拠点間のヒト・モノの行き来も多く、よく知る人物は「休日は空いているけど、平日はあの広大な道がビタビタに混雑することもある」と話しました。

 自動車産業を支える道と言えるルートですが、一般目線で見ても、主要な国道・高速道の多くが名古屋に向かっている愛知県にあって、三河の山間部から知多半島まで直結するルートは貴重な存在です。名二環と東海環状道の間をゆく環状道路のような性格も持ち合わせています。

 そしてさらに現在、豊橋方面から名古屋へ通じる国道23号「名豊道路」から西へ、知多半島を横断する高規格道路「名古屋三河道路」も事業化に向けた準備が進んでいます。名古屋を通らず知多半島へ通じるルートの充実化が図られる見込みです。

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