膨大な「東京駅地下通路」がさらに外側へ発展します。
2024年度に着工
「八重洲一丁目北地区」の再開発イメージ(画像:東京建物)。
東京都は2023年9月15日(金)、東京駅北東側の「八重洲一丁目北地区」の再開発事業を認可しました。
場所は、三越前駅・首都高中央環状線・日本橋川と、日本橋駅に挟まれた地区。かつて首都高の呉服橋入口があったあたりです。老朽化した建物を更新するタイミングにあわせ、機能強化した新たな街区空間の実現を図ります。
建物自体は地上45階の複合高層ビルとなる予定。北街区として日本橋の水辺空間も整備されます。折しも日本橋川上空の首都高の高架橋を撤去するプロジェクトも進行中で、ともかく「薄暗く気味悪い」といった日本橋川沿いのイメージが、いよいよ刷新されます。
さらに、今回の再開発計画で、地下ネットワークも充実するようになります。大手町北側から日比谷・有楽町・東銀座まで、膨大な通路網を形成している東京駅の地下。日本橋方面でも、地下鉄東西線の大手町駅から東へ伸び、呉服橋交差点の手前まで地下通路が伸びていますが、そこからさらに東へ延伸し、いよいよ日本橋駅へ直結となります。
開発主体である東京建物は「雨に濡れずに日本橋駅から東京駅に地下で行けるようになります」としています。
着工は2024年度、まずは2028年度にビルや地下通路を含む南街区が完成し、日本橋川沿いの北街区が2031年度完成予定となっています。