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ロシア軍機“異例の重装備”で領海近く飛行! 二次災害もある“強力な爆弾”を積んでいた思惑とは?

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かなりの重武装でバルト海に現れる

 スペイン国防省は2026年1月28日、スクランブル発進時に監視・確認したロシア軍機の画像を公開しました。

Large figure1 gallery2C.15ことスペイン空軍のF/A-18「ホーネット」(画像:スペイン空軍)

 北大西洋条約機構(NATO)の任務のため、リトアニア・シャウレイ空軍基地に駐留しているスペイン空軍のF/A-18「ホーネット」(スペインでの呼称:C.15M)は、NATO領空付近の国際空域上空を飛行していた複数のロシア軍機を確認しました。これを受け、同機は邀撃のためスクランブル発進しています。

 この際に確認された機体のうち1機は、機体形状やマーキングなどから、ロシア海軍航空隊所属のマルチロール(多用途)戦闘機Su-30SM2である可能性が高いとされています。

 バルト海上空でSu-30SM2が確認されること自体は珍しくありません。しかし今回は、RBK-500クラスター爆弾を滑空爆弾化した兵装や、Kh-31A対艦ミサイル、あるいはKh-31P/PK対レーダーミサイルを装備しており、平時の哨戒任務とは異なる武装構成であった点が注目されています。なお、弾体の中に複数の子弾を搭載したクラスター爆弾は、不発弾などで二次被害が起きる可能性が高いということで、空から降ってくる地雷とも呼ばれ、日本や西欧諸国などでは、クラスター弾の使用・製造・保有および移動を禁止しています。

 海外の防衛系メディアの報道によれば、こうした兵装は黒海において、ウクライナ軍の無人水上艇(USV)などを対象に使用されているとされています。

 このような装備は、通常バルト海で運用される機体ではあまり見られませんが、ロシア国営通信社タス(TASS)は1月29日、「バルト艦隊海軍航空隊のSu-30SM2多用途戦闘機およびSu-24M爆撃機の搭乗員が、演習における計画飛行の中で地上目標に対する精密爆撃を実施した」と報じています。このことから、今回確認された機体も、こうした演習に参加していた可能性が高いと考えられます。

 なお、このような兵装を搭載した機体を、あえてNATO領空近くの国際空域で飛行させた背景としては、“バルト海においても同様の作戦能力を有している”ということを示す、政治的・軍事的メッセージ、すなわち一種の示威行為であった可能性も指摘されています。

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