将来、どんなことをしたいか考えたときのことを描いた漫画「歳を重ねたらやりたい事が三つある。」がSNS上で話題となっています。育児に奮闘する毎日の中、自身の誕生日を機にふと、将来やりたいことを考えてみた女性。でも、今一番大切なことは…という内容で「大切に楽しみましょう」「すてきです！」「じんわり、心があったかくなる」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
「今しかできないこと」を大切にしたい
この漫画を描いたのは、会社員の森田家（ペンネーム）さんです。2人の子どもを育てながら、インスタグラムやツイッターで育児漫画を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
森田家さん「2020年4月から、インスタで投稿を始めました。コロナ禍で保育園が休園し、毎日、2人の子どもを1人でみている中、ストレス発散と人とのつながりを求めて、育児漫画を描き始めました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
森田家さん「毎日、子育てと仕事の両立で慌ただしい生活の中で『将来、子育てがひと段落したら、自分は何をしたいんだろ…？』、そんなことを自分の誕生日にふと思ったのがきっかけです」
Q.「今しかできない子どもたちとの生活」と思うようになって、心境の変化などはありましたか。
森田家さん「今まで以上に写真を多く撮るようになりました。日々単調な生活ですが、その中で、子どもたちは確かに心身ともに成長しています。その変化を逃さぬように、写真という形で残そうと思いました。将来、見返しながら、夫と『あのときはさー』と笑って話がしたいです」
Q.今、育児でどんなことが大変ですか。また、どんなことがうれしいですか。
森田家さん「下の娘が2歳となり、イヤイヤ期のまっただ中です。何をするにもイヤッ！から始まるので、毎日、格闘しています。うれしいのは子どもたちから毎日、『ママ大好きー！』と言ってもらえることです。愛情の受け渡しができているのかな、とうれしく思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
森田家さん「たくさんの方からコメントを頂きました。特に私と同じような育児中の方々からの『将来、○○をしたい！』というメッセージは面白かったです。また、子育てがひと段落した方からの『あっという間に時は過ぎます。今の時間をぜひ大切に』というお言葉も印象的でした」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
森田家さん「育児漫画はもちろん、現在、ワーママとして会社員をしているので、仕事場で起きた事件や笑ってしまう話、血の気が引いた話などをエッセー漫画として執筆したいです」
オトナンサー編集部
