「座席とベッド」共存モードもあります!
年内就航予定
JAL(日本航空)が約20年ぶりに導入する、国際線新フラッグシップ「エアバスA350-1000」。この客室仕様が2023年10月2日に発表されました。最上級となる「ファーストクラス」は6席で、独自の機構を持ったものが設置されます。
JALの新国際線フラッグシップエアバスA350-1000(画像:JAL)。
エアバスA350-1000のファーストクラスは横1-1-1列で、JALとしては初の扉を設けた個室型のものとすることで、プライバシー性を確保。また、座席上の収納棚を設けず、そのかわりに、個室内に手荷物預けスペースを設けることにより、開放感のある空間になっているといいます。壁の高さは約157cmのものが採用されています。
シートは「ソファー」、半分を座席に半分をベッドとする「シート&シングルベッド」席をすべてベッドとして使う「ダブルベッド」の3種モードを選択可能に。シート・ベッド幅は最大約123cm、長さは最大約203cmとのことで、体圧分散構造のクッションを採用しています。また、座席には、世界で初めてヘッドフォン不要のヘッドレスト内蔵スピーカーを導入。ベッドモードでも快適に視聴ができるヘッドレストのリクライニング機能も装着しています。機内モニターは43インチのもので、4Kに対応しています。
この内装を搭載したA350-1000は2023年内にも、羽田~ニューヨーク線でデビュー予定です。当初は11月下旬に就航を予定していたものの、サプライチェーンの乱れに伴う部品の納入遅れなどが発生したため、改めてデビュー日を設定することとなったとのことです。A350-1000は最終的に全13機が導入される予定です。