インターネットリサーチを展開するNEXER（東京都豊島区）が、農業・加工・販売を行う「オーガニックファームたにぐち」と共同で「いつも買う米」についての調査を実施。その結果を紹介しています
調査は2025年5月2日から同月13日、事前調査で「普段から米を買っている」と回答した全国の男女を対象に、インターネットで実施されました。計778人から有効回答を得ています。
「生活が苦しい」から「価格」を重視する人も
全回答者に「米はいつも同じものを買っているか」と聞くと、「はい」が34.4％、「いいえ」が65.6％でした。
「同じ米を買っている人」に理由を聞くと「同じところから買うと安いから」（20代女性）、「地元のお米を購入しています」（40代女性）、「なじみのある物がよかったため」（30代女性）といった声が寄せられたということです。
一方の「同じ米を買っていない人」からは、「備蓄米を買うようになったから」（40代男性）、「いろいろなお米の特徴を知ることで、値段が高騰しても対応できるようにするため」（40代男性）、「安いものを買っているから」（20代女性）などの回答が集まったということです。また、価格を気にして買うか決めているという声も多く見られたとのことです。
「米を買う際に、最も重視しているもの」について質問したところ、最も多かったのが「価格」で51.7％でした。回答では「お米が高いから銘柄より値段で買うように最近はなった」（20代女性）、「前は銘柄で選んでいたが、何でも価格高騰で少しでも出費を抑えたいので」（30代女性）、「生活が苦しいから」（30代女性）などの声が寄せられました。米の高騰によって、価格を重視して購入せざるを得なくなってしまったことがうかがえます。
次いで「銘柄」で19.2％となりました。「魚沼産のおいしさは計り知れない」（50代男性）、「なるべくコシヒカリを選んでる」（50代男性）といったコメントがあったということです。
さらに「味」と回答した人も多く、14.8％でした。「おいしいお米が食べたいから」（50代女性）、「お米にもいろいろな風味があるから」（40代男性）、「銘柄と同様、味わいや粘りがとても大事です」（50代男性）などの回答が集まったとのことです。
米を買う際に「価格」を重視している人が最も多いことについて、同社は「価格が高騰しているのはお米だけではないため、出費の多さに危機を感じている人が多いのかもしれません」とコメントしています。
オトナンサー編集部
