1.日本の就職活動の違和感とシフトチェンジ
日本の就職活動の違和感
私は日本で就職活動をする学生の1人として、この1年間悩むことがたくさんありました。
特に日本の一括採用、スーツで就活、企業への膨大なエントリー数など、私はそれらに対して何か違和感を抱いていました。
私の周りの多くの学生も就職活動にストレスを感じているようでした。
キャリアの多様性を知る
そんな悩みを抱えていた今年の春。
海外でインターンをしていた友人や、フランスで働く私の大学の卒業生、ポーランドで起業した知人と出会う機会が与えられ、その人たちと話をする中で「キャリアや人生はもっと自由であっていいのかもしれない」と気付きました。
「ああ、こんな仕事もあるんだな!」「もっと柔軟に人生を考え直そう」そう思えたんです。
就職活動のシフトチェンジ
そこで私はとりあえず就職活動から離れて、自分が本当に情熱のあることを見つけるために時間を費やすことを決めました。
「自分はどんな時にわくわくするんだろう?」
「自分の情熱ってなんだろう?」
新しいことにチャレンジしながら自分を知る旅に出ました。
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2.一般社団法人日本ポーランド青少年協会/JPYAとの出会い
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JPYAからスタッフ募集のメールが届く
私が自分探しの旅に出ようと決断した数日後、ある1通のメールが届きました。
「一般社団法人日本ポーランド青少年協会 スタッフ募集」。
お、なんだか面白そう!
ポーランドについて何一つ知識はないけれど、私の情熱ある「国際交流」が関係してそう!
サイトを見てみると、なんと知人がその協会の代表理事だったので、彼女に直接連絡してみた結果、スタッフとして活動させてもらうことになりました。
スタッフとしての活動
まずはこの協会の紹介を手短にしたいと思います★
一般社団法人日本ポーランド青少年協会のミッションは「日本とポーランドの若者をつなぐこと」。
活動内容はイベント開催、日本ポーランド学生会議、教育機関における研修、企業活動支援等です。
私がやっていることとしては、
・日本とポーランドに関する国際交流イベント企画、運営
・渉外
・通訳などなど。
自分のやりたいことが明確に言語化できず行き詰まっていた私にとって、何か見つける手がかりになるかもしれない、そんな出会いでした。
「そうだ、ポーランドへ行こう」
活動が始まって早々、代表理事の吉田祐美さんが、翌月からポーランドで日本ポーランド青少年協会のパートナー会社、「ASAGAO sp. z o. o.」 を設立することを知ります。
なんと!彼女がポーランドで働いている現場を見てみたい、、ポーランドに行ってみたい、、
その想いを彼女に伝えたところ、夏、ポーランドでお仕事のお手伝いをしに行くことになりました。
3.ポーランドで働く人はどんな人?
日本ポーランド青少年協会代表理事、吉田祐美さん
現在ポーランドで活躍されており私も大変お世話になっている、一般社団法人日本ポーランド青少年協会代表理事の吉田祐美さんについてご紹介したいと思います。
吉田祐美さん
上智大学に入学
→1年後ポーランドのヤギェウォ大学(Jagiellonia Univercity)に編入
→4か月間フランスのリヨンに交換留学
→ヤギェヴォ大学卒業後、東京大学の院に進学
→4か月間韓国へ交換留学
→現在は東京大学院を休学し、ポーランドのクラクフで、代表理事を務める一般社団日本ポーランド青少年協会のパートナー会社・ASAGAO sp. z o. o.を設立。
彼女はポーランドでの大学生活の中で「ポーランドに戻ってきたい」という強い思いと、「ポーランドと日本の架け橋になる活動を促進させたい」思いで、現在ポーランドのクラクフで活躍されています。
海外で働く苦労
吉田祐美さんとのお話の中で、やはり海外で起業をするにあたり多くの壁にぶつるかることもあるとおっしゃっていました。
日本・ポーランドという2拠点活動におけるメンバーとのコミュニケーションの難しさ、海外での税金のこと、弁護士とのやり取りなど、海外で働くからこそ大変なこともあるそうです。
それでも今しかできないことを
それでも毎日エネルギッシュに働かれている彼女の姿を見て、どうしてそんなに生き生きと頑張ることができるのか尋ねてみました。
「落ち込んで泣いても何も始まらないし、今しかできないことをやったほうがいいからね!とにかく私はポーランドが大好きだから、大変だけど今の活動を楽しんでやってるよ!」
私も「自分にとって情熱のあることやわくわくすることに打ち込みたい」、彼女の言葉に考えさせられた瞬間でした。
4.ポーランドで感じたこと・得られたもの
ポーランドでのお仕事
私がポーランドでやらせていただいたことは、
・日本からポーランドへ国際教育の一環として海外セミナーに来た中高生のアテンドとサポート
・渉外に関するメールのやり取り
・書類作成
などでした。
特に中高生のアテンドとサポートが主にさせていただいたことで、現地のインターン生とツアーの下見、スケジュールの確認、ツアー同行、参加費管理、中高生の送り迎え、通訳などをしました。
自分の未熟さ
実際ポーランドでお手伝いさせていただいて気づいたこと、それは
「自分の未熟さ、甘え」でした。
私は行動主義を信じてやりたいことの手がかりを探すためポーランドへ行きました。
でもそこで私は自分のスキルの未熟さを目の当たりにしました。
まわりのメンバーはこんなに仕事ができるのに、、
初めての海外でのお仕事経験、そう思ってもしょうがないかもしれないですが、それでもそこでおぼえた「未熟」という感情は溢れるばかりでした。
自分の「情熱」を知る
でもそこで私は「落ち込んでいてもしょうがない、自分の気持ちを丁寧に見つめ直してみよう」そう考えました。
その結果ポーランドで気づいたこと、それは
“私はいろんな人との会話を通して、その人らしい考え方・価値観・人生を知ることが好き。”
”私は国際・異文化交流の機会や楽しさを伝えるような活動が好き。”
ということでした。
それが私にとっての情熱だし、固定概念から離れたアイディアを発信することで、誰かに勇気を与えたり、誰かの可能性を広げることに繋がると思うから。
私自身、このポーランドの団体を含め周りの方々から多くの成長の機会・チャンスを頂いています。
いつか私もその恩を返すことができるような人になりたい。
細かく自分がどんな時に情熱を感じて、楽しいと思えるかを追求すれば本当にやりたいことが見えてくる。そう私は信じています。
5.海外で働く日本人を訪問してみて
最後までお読みいただきありがとうございます!
実際にポーランドへ足を運び、海外で活躍されている人と交流してみて、海外でのキャリアの多様性知り、自分はこれから何をしたいのか、何に情熱を抱いているかを考える貴重な経験となりました。
今回の訪問で得た経験や考えたことを活かしながら、自分らしいキャリアを築きたい、海外でのキャリアも視野に入れて生きていきたい、そう思う今日この頃です。
世界には自分が好きなことに突き進んでキャリアを築いている人々がたくさんいます。
将来のキャリアや人生に悩んでいるみなさんにとっても、自分らしいキャリアを考えるきっかけになれば幸いです。