夕食など、家族で食事を共にする時間は貴重なコミュニケーションのひととき。しかし、そんな家族団らんの時間に「テレビをつけるかどうか」は、家庭によって意見が分かれているようです。
「夫がグルメ番組を見て『おいしそう!』と言うのが嫌」
SNSなどに上がっている“テレビOK”とする人たちからよく聞かれる声が、「無音で食べるのが嫌だ」「寂しいからテレビをつける」といった理由。1人暮らしでなくても、実は家族で食事をする際にも「何か音が欲しい」と考える人は多いようです。
普段から会話があるという家庭であっても、「BGMみたいにガヤガヤしていた方が落ち着くし、話しやすい」「ふとした瞬間に会話が途切れると、静寂になっちゃうのが耐えられない」という声が。また「そしゃく音が気になるからテレビの音でごまかしたい」という声も聞かれました。
他には「テレビの話題がきっかけで会話が生まれる」といった意見も。ニュースを見ながら世間話をしたり、バラエティー番組を見ながら笑い合ったりすることで、家族とのコミュニケーションが自然に生まれるようです。
一方で、“テレビNG”とする人たちからは、逆に「テレビがついていると会話に集中できない」という意見も。「つい画面に集中しちゃって無言になっちゃう」「家族との会話がおろそかになる気がする」という人も多く、テレビが会話の助けになるかは家庭によってそれぞれです。
また、純粋に「食事に集中するべき」という声も少なくありません。テレビをつけていると、「中途半端にご飯に向き合ってる感じがして、行儀が悪い」と感じる人も多くいます。
テレビ反対派の中には、「食事中に不快なシーンが映るのが嫌だ」という声もありました。テレビ番組によっては、食事中にふさわしくない映像が流れることもあり、気まずい雰囲気になることもあるのでしょう。「夫がテレビに映るグルメ番組を見て『おいしそう!』と言うのが嫌。目の前の料理を楽しんでほしい」といった不満の声も上がっていました。
食事の時間は、家族にとって大切なコミュニケーションの場でもあります。各家庭に合ったルールを見つけて、家族全員が心地よく過ごせる食事時間にしたいものですね。
食事中のテレビ、あなたはつけますか? それともつけませんか?
オトナンサー編集部