電車内での出来事を描いた漫画「ほっこりしたはなし」がSNS上で話題となっています。ある日、通勤電車で運よく座席に座っていた女性ですが目の前に、小学校低学年くらいの子どもと父親が。小さな子どもが立っていると危険なので席を譲ってあげると…という内容で「優しさの連鎖」「すてきなお話」「ほっこりした」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
資格試験1次合格を報告したい
この漫画を描いたのは、稲さん（ペンネーム）さんです。イラストレーターとして活動しており、日常で起きたさまざまな出来事をインスタグラムの漫画で発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
稲さん「漫画は今年2月ごろから描き始めました。手術中に目覚める経験をしたのですが、その経験を人に伝えることで誰かの役に立てないかと思ったのが始めたきっかけです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
稲さん「ちょうど1年前に勉強して受けた試験だったので、ふと、あれから1年たつなあと思い出したことがきっかけです」
Q.現在も1時間かけて通勤されているのですか。
稲さん「今も1時間かけて、どんぶらこと揺られる日々を送っています（笑）」
Q.資格試験の結果はどうだったのでしょうか。
稲さん「試験が2次まであるのですが、1次は合格で2次は不合格でした。このエピソードは1次試験の直前だったので、『応援していただいたおかげで1次は通過できましたよ！』と報告したい気持ちです」
Q.ちゃんとお礼が言えて偉い男の子ですね。この出来事は旦那さまにお話しされましたか。
稲さん「そうですね、とてもかわいらしく、素直な男の子でした。乗り換えの順路の紙を握りしめて、緊張しながら電車に乗っていたのが印象的でした。そういえば、夫には話していないです（笑）」
Q.他に最近、ほっこりした出来事があれば教えてください。
稲さん「この資格試験関連では、1次試験の合格発表日に家に帰ると、夫がテーブルに、A4のコピー用紙を三角形に折り畳んで自立するようにして、『1次試験合格おめでとう！』という文字が書かれたものと、プレゼントを置いていてくれて、とてもほっこりうれしい気持ちになりました。試験勉強中は家のことも任せきりになっていたので、支えてくれたことへの感謝で胸がいっぱいになりました」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
稲さん「『ほっこりした』とコメントしていただくことが多かったです。そのコメントに、またほっこりさせてもらいました（笑）」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
稲さん「フォロワーの方から頂いた話を少しずつ描いていきたいと思っています。皆さん、私以上に経験が豊富だと思うので、そのような経験を描かせていただくことで、誰かへ疑似体験として伝えていけたらと思っています」
オトナンサー編集部
