三重県の信号だらけ国道23号を丸ごとスルーします。
きょう15時に全通
開通直前の中勢バイパス 安塚工区(画像:国土交通省)。
三重県の主要南北軸「中勢バイパス」の「最終仕上げ」である区間が、いよいよ今日、2023年11月19日(日)15時に開通を迎えます。
この開通により、鈴鹿市から津市を経て、松阪市内まで丸ごとバイパスする33.8kmの道路が完成します。これまでは鈴鹿市玉垣地区で生活道路を縫って中勢バイパスへ向かっていたのが、四日市方面から南下して4車線道路がそのまま中勢バイパスに直通していく形となります。
1983年に都市計画決定し、1993年から順次開通していき、ブツ切れだったバイパスが次第に繋がっていきました。これまで市街地を抜けて信号だらけだった国道23号の現道は、いよいよ広域道路ネットワークからはずれ、地域移動を担う存在になっていきます。
なお、今回開通するのは中勢バイパスの北端部ですが、そこからさらに北へ伸びる「北勢バイパス」も2020年に事業化済み。四日市市内で信号だらけで渋滞に悩む国道1号を西側にバイパスし、伊勢湾岸道の「みえ朝日IC」に直結する計画です。この北勢バイパスは、みえ朝日IC側の8.5kmが開通済みで、さらに2024年度に南へ4.1km延伸開通する見込みです。