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脳科学が証明! 「結果」だけを褒めても子どもが伸びない理由

マイナビウーマン

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「子どもは褒めて伸ばす」という言葉をよく聞きますが、ただ褒めるだけでは良い成果には繋がりません。では、親が注目すべき褒めるポイントとは……?

\早生まれには秘められた脳の潜在能力があった!/

16万人以上のMRIを見た脳科学者であり、早生まれの息子の父でもある著者が伝える、本当はすごい早生まれの可能性

「早生まれは不利」と言う一般的な認識を科学的に覆す書籍『本当はすごい早生まれ』(飛鳥新社)から一部抜粋してお届けします。

自己肯定感を高める褒め方のコツ

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※画像はイメージです

「徒競走でビリのとき、どう褒めればいいの?」

そんな風に思われた方はもしかすると、いつも「結果」にフォーカスしているのではないでしょうか。「結果」だけを見ていると、確かに褒める部分は限られてしまいます。実は脳科学的には、「結果」や「状態」を褒めることは必ずしも良い成果を生まないことがわかっています。

結論をいえば、褒めるべきは「努力」です。

ちょっと根性論のように思われるかもしれませんが、これは科学が証明していることなのです。

自己肯定感を高める褒め方① 「結果」ではなく「努力」を褒める

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1位だったから、100点をとったからと、その「結果」だけを褒めていると、人はできることしかしなくなってしまいます。

あの有名なアドラー心理学でも、「結果を褒めてはいけない」と主張しています。アドラー心理学の研究者である哲学者の岸身一郎氏は、著書『叱らない、ほめない、命じない。―あたらしいリーダー論―』の中で、次のように述べています。(*3)

ほめることの問題点は二つあります。

一つには、ほめられるために頑張ろうとする人が出てくることです。上司からほめられた人たちは、無意識のうちに、上司からほめられることだけをするようになります。逆にいえば、ほめられないことは、何もしません。ほめてくれる人がいないかぎり、自分の判断で動くことがなくなると、子育ての場面でも、職場でも、困ったことになります。

1位をとれることだけをする。100点をとれる簡単な問題しかしなくなるなど、課題の継続という面で、悪影響が出てしまうのです。一方で、「努力」を褒められた人は、意欲が高まり努力し続けることがわかっています。

小学5年生を対象とした研究では、「努力を褒められた子ども」は、「知能を褒められた子ども」よりも、最終的に学業成績が向上したことが示されています(*4)。失敗をしても、「努力」を褒められた子どもは、粘り強く、楽しみながら課題に挑戦し、最終的には成績が向上したといいます。一方で、「知性」を褒められた子どもは、成績が伸び悩む傾向がありました。

「やればできる」と思い、頑張ったのは、「努力」が評価された子だったのです。

お子さんが今、運動や勉強などでいい成績をとれなくても、問題ありません。なぜなら、自己肯定感を高め、人の能力を伸ばすためには、その「努力」に着目することが大切だからです。「足が速いね」「頭がいいね」と、「結果」や「状態」を褒めるのではなく、「最後まで頑張ったね」「一生懸命勉強していたね」と、その「努力」を見つけて伝えていきましょう。これはもちろん、遅生まれの子にも、会社の部下にも効果がある褒め方です。

自己肯定感を高める褒め方② 褒めると同時に、しっかり叱る

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※画像はイメージです

子どもの自己肯定感を高めるために、「努力」を褒めるのがよい、ということがわかりました。では、褒め続けるだけでいいのでしょうか。

実は、褒められるだけでは、十分ではありません。同時にしっかりと叱ることが大切なのです。

国立青少年教育振興機構が2018年に行った「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する調査研究(*5)」という研究があります。子どもの頃の「親」「先生」「近所の人」からの、「褒められた経験(褒)」と「厳しく叱られた経験(叱)」を調査し、その割合(多・少)と、「現在の自己肯定感」「現在のへこたれない力」を比べたものです。

まず、「現在の自己肯定感」に注目して見てみましょう。

現在の自己肯定感に影響を及ぼす要素

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(出所)「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する調査研究」(2018)を基に加工

「親」「先生」「近所の人」のいずれの場合も、最も自己肯定感が高く育った大人は、「たくさん褒められ、たくさん叱られた群」でした。「褒められてばかりで、叱られなかった群」より、叱られた人の方が自己肯定感が高い大人に育ったということです。もしかすると、褒められてばかりだと、その褒め言葉自体を軽く捉えてしまうのかもしれません。親には、「褒めるときには褒める、叱るときには叱る」というメリハリが求められそうです。

さらに見ていくと、全体的に自己肯定感が低く出ているのは、「褒められもせず、叱られもしない群」だということがわかります。褒めも叱りもしないということは、子どもに興味を示さないということです。周りの大人からの子どもに対する興味関心は、将来の自己肯定感に大きく関わってくるのです。

早生まれ族に必要なのは「へこたれない力」

最後に「現在のへこたれない力」と「親」との関係を見ておきましょう。「現在のへこたれない力」に関しては、親との関係のみを示しています。

現在のへこたれない力に影響を及ぼす要素

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(出所)「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する調査研究」(2018)を基に加工

ここではさらにはっきりと、「たくさん褒められ、たくさん叱られた群」と「褒められもせず、叱られもしない群」の差が出ています。

結果的に「大器晩成」を狙うのが早生まれ族です。将来の成長のためには、自己肯定感と同時に、「へこたれない力」がどうしても必要です。なぜなら、幼少期から、ある人は小学校中学年、または高学年、ある人は中学生くらいまでは、同学年に遅れをとってしまう可能性があるからです。

「へこたれない力」は、「レジリエンス」とも言われ、人生や仕事において大切な力として近年注目されています。レジリエンスは「回復する力」のことで、「折れない心」と言い換えることもできます。

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※画像はイメージです

男子の中高一貫校の校長先生に聞いた、こんな話があります。その学校は、偏差値的に、トップ校の下のランクにあり、結果としていわゆる「御三家」などに不合格だった生徒が多く入学するといいます。

学校が中学1年生の1学期に特に重視するのは、まさにレジリエンスをはぐくむこと。いったん折れてしまった心を、回復させることだそうです。これは単に、生徒の心のケアという側面だけではないといいます。自己肯定感を回復させなければ、成績も伸びないから、というのです。

たとえ理想的な環境に身を置いていなくても、思い通りに行かなくても、自己肯定感を保ち、失敗しても何度でも挑戦できる「へこたれない力」を持つことは、早生まれ族がその後能力を発揮する礎となります。ちょっと注意されただけで、落ち込んでしまったり、諦めてしまったりしたら、何かを達成することはできません。

早生まれの子育て中の親御さんは特に、現在の「結果」や「状態」に目を向けるのではなく、「努力」に目を向けて、その「努力」をたくさん褒めていきましょう。そして、もちろん叱ることも忘れずに。

それが将来の早生まれ族を大いに助けてくれることになるのです。

(*3) 『叱らない、ほめない、命じない。-あたらしいリーダー論-』岸身一郎(著)、小野田鶴(構成・編集) 日経BP

(*4) C M Mueller, et al. Praise for intelligence can undermine children's motivation and performance. J Pers & Soc Psychol, Jul;75(1) 1998, 33-52.

(*5) 「子供の頃の体験がはぐくむ力とその成果に関する調査研究」国立青少年教育振興機構(2018)

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この続きは、是非書籍でご覧ください。

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『本当はすごい早生まれ』(飛鳥新社)

※本記事は、『本当はすごい早生まれ』(著:瀧靖之/飛鳥新社)より抜粋・再編集して作成しました。

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