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作る、撮る、集める――大人も子ども夢中、魅惑の「模型」市場とは

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多種多様な模型の趣味文化

 わが国には模型の趣味文化があり、一定の市場を形成しています。

 一口に模型と言っても、プラモデル、フィギュア、ラジコン、鉄道模型、ジオラマ、ドールやドールハウス、ペーパークラフトなど多種多様で、その楽しみ方も

・組み立てる
・汚す
・飾る
・写真を撮る
・動かす
・コレクションをする

などいろいろです。

 日本玩具協会(墨田区東駒形)の調べによると、2018年度のプラモデル、ホビーR/C(ラジコン)、鉄道模型、フィギュアなどのホビー市場は1383億2400万円であり、2017年度から約4%の増加となっています。

プラモデルを組み立てるイメージ(画像:写真AC)

 このことからも、模型関連の市場規模は安定した規模を維持していると言えるでしょう。そして今、その模型市場はじわじわと盛り上がっています。

キーワードは「大人のリバイバル」「親子で参加」

 新しいブームという訳ではないのであまり可視化していませんが、模型系のイベント会場に行くとその活気から市場の盛り上がりが体感できます。

 2020年2月9日(日)には、幕張メッセ(千葉市)で世界最大のガレージキットイベント「ワンダーフェスティバル 2020冬」(通称ワンフェス)が開催されました。その他にも国内には世界的な知名度のある大型イベントを含むさまざまな模型イベントが多々あり、幅広い層を集客して盛況となっています。

 また、2019年の7月13日から9月1日まで、「横山宏(こう)のマシーネンクリーガー展 立体造形でみせる空想世界」が八王子市夢美術館(八王子市八日町)で開催され、話題となりました。マシーネンクリーガーは、イラストレーターでモデラー(模型製作を趣味とする人)の横山氏がモデリングしたA.F.S(装甲戦闘スーツ)を基にしたフォトストーリーで、このような模型文化に根強いファンが存在していることがわかります。

過去に開催された「全日本模型ホビーショー」の様子(画像:日本プラモデル工業協同組合)

 プラモデル市場は「大人のリバイバル」「親子で参加」をキーワードに、また新しい盛り上がりを見せてきています。

 プラモデルが一般の家庭に普及したのは1960年代で、玩具店などの子どもに身近な店舗で取り扱われ、小さいものは手軽な価格で購入できたため、プラモデルで遊ぶ男の子が増えました。

 当時は戦艦や戦車、戦闘機などのミリタリーものが特に多く、人気がありました。今、注目されるのはこのプラモデル黎明(れいめい)期に子ども時代を過ごし、プラモデルの洗礼を受けた世代が、今、時間やお金にゆとりのあるライフステージになってきていることです。

近年は女性のユーザーも増加

近年は女性のユーザーも増加

 往年のプラモデルファンの中には、子どもの頃買えなかった大型のプラモデルに挑戦したり、ウェザリング(汚し表現)などの仕上げテクニックを極めたりしたいと考える人が出てきています。

 特にウェザリングに関しては、エアブラシが手軽に使用できる、さまざまなテクスチャーやパーツも販売しているなど、はるかに進歩しています。ネットでプロやアマチュアのモデラーが画像を公開しており、それを眺めていると自分もやりたいとなるのもうなずけるでしょう。

 さらに注目点は、この世代がいわゆるゴールデン世代と言われる自己投資に活発な世代であること。今後、時間のゆとりができる環境になるにつれ、自分の趣味にお金を使い始めることが期待されます。

 プラモデルなどの模型は男性の趣味という印象がありますが、近年は女性のユーザーも増えています。

模型で造られたジオラマのイメージ(画像:写真AC)

 ジオラマのような情景模型に興味を持つ女性も多く、模型店の人の話では、ジオラマのワークショップに息子と一緒に参加したお母さんが息子そっちのけで夢中になってしまうことも多いそうです。箱庭的に楽しめ、かわいいミニチュアパーツなどに引かれるようで、テラリウムの感覚なのかもしれません。

子どもと一緒にミニ四駆を楽しむ親も

 また、今は第3次ミニ四駆ブームの最中と言われています。

 ミニ四駆は、模型メーカーのタミヤ(静岡県静岡市)が販売している動力付き小型自動車プラモデルです。マンガやアニメの影響もあって過去に何度もブームになりました。

 1980年代後半の第1次ブーム、1990年代中頃の第2次ブームの時期にミニ四駆に熱狂した子ども世代が今、親世代となって自分の子どもと一緒にミニ四駆を楽しむようになっています。

ミニ四駆に興じる親子のイメージ(画像:写真AC)

 タミヤ主催のミニ四駆の全国大会「ミニ四駆ジャパンカップ」は毎年全国の15会場程度(東京予選は、品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデン、決勝は江東区青海のMEGA WEBなどで開催)で実施され、2万〜3万人が参加するミニ四駆の一大イベントで、参加者には親子が多くみられます。

 全国にはブーム時にミニ四駆サーキットが整備され、近年、これらのコースを利用する人も増えているようです。

一般普及のきっかけはペプシのキャンペーン

一般普及のきっかけはペプシのキャンペーン

 プラモデルと同じく模型趣味文化を代表するものが、ミニチュアモデルのフィギュアです。

 フィギュアをコレクションする楽しみが一般に普及したきっかけは1999(平成11)年に「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」公開に合わせたペプシのスター・ウォーズ ボトルキャップキャンペーンでした。

 登場人物のフィギュアがついたボトルキャップが大きな話題となり、スター・ウォーズは中高年層にも人気があったため、ペプシをケースごと買い占める大人が続出し、社会現象にもなりました。

 それに続いて、2001年に発売されたダイドードリンコ(大阪市)の海洋深層水「miu」と海洋堂(大阪府門真市)との「深海生物フィギュアコレクション」はその精巧さと造形の美しさから、女性にも人気を呼びました。

「深海生物フィギュアコレクション」でも取り上げられた深海生物のオウムガイ(画像:写真AC)

 このコレクションによって海洋堂の名前が一般に知れ渡ります。その後、フィギュアコレクションの人気はボトルキャップからガチャガチャに移り、観光地や水族館などの限定フィギュアを入れたご当地ガチャガチャも各地に登場しています。

 美少女フィギュアなど人型のフィギュアはマニア向けと思われがちでした。しかし今は、クレーンゲームのプライズ(賞品)の主力商品にアニメやゲームキャラクターのフィギュアが投入され、都市部のゲームセンターでは外国人も含めフィギュア欲しさにクレーンゲームに興じる若者を多く見かけます。また、アニメグッズ専門店でもフィギュアは多数販売されており、今は女性も抵抗なく購入しています。

ガレージキットからも目が離せない

 ガレージキット(通称ガレキ)も人気があります。

 ガレージキットとは、プラモデルのようにプラスチックを材料として大量生産するものではなく、レジンキャスト(合成樹脂)などで少量生産する組み立て式模型を指します。

レジンキャスト版の北斗の拳「ケンシロウ」フィギュア(画像:スパイスシード)

 中小のメーカーや個人、少人数のサークルなどで作られることが多く、大量生産品では見られない緻密な表現や自由な表現、マイナーなキャラクターやメカ、既製品に追加するパーツ、さらにはメーカーでは作れない個性的なオリジナルの造形物など、希少価値が高く魅力的なものが製作されています。

 前述のワンフェスのほか、全国ではさまざまな即売会が開催されており、ガレキを趣味として作成して販売したり、購入したりする人が少しずつ増えています。興味のある人はぜひ、いろいろなイベントをのぞいてみてください。

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