俳優の吉田鋼太郎さんが6日放送の『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)に出演。4歳の愛娘の子育てについて大いに語りました。
「あと10歳若返りの薬が欲しい」
ダンディなイケオジ俳優・吉田鋼太郎さん。過去3回の婚姻歴を経て2016年に22歳下の一般女性と再婚、2021年、62歳のときに娘が誕生しました。
4歳になったばかりの娘を溺愛している吉田さんは、「人生をもう一回やってるみたいな感じ」と表現。「一般的に考えれば35歳くらいで一番最初の子どもが生まれる。僕はそれに30年プラスの年齢ですから。もう一回35歳になってやっているのかなっていう錯覚に陥りますよね。ふと気づくと66歳なので、そういう気になっていないと元気が出ないというかね。孫の年、おじいちゃんの年だと思うと頑張れなくなっちゃうので、もう1回人生をやっているような感覚になりますね」と、子育てに奮闘する気持ちを明かしました。
長女は「ごはんだよと呼んでもずーっと踊っている」ほどダンスに夢中で、K-POPアイドルのダンスを画面で見ながら一生懸命踊っているそう。「パパも一緒に」と誘われて一緒に踊ることもあるほか、「あとはコールをしろと言われる」。手拍子をとりながら娘の名前を何回もコールし続けると、舞台袖から出てきてバーンと踊り出すといい、コンサートのステージさながらですね。吉田さんは「見ているとめっちゃ楽しいですよ。でも付き合わされるとヘトヘトになる、延々やっているから」と目を細めます。
そんな吉田さんと家族ぐるみで親交の深い俳優・藤原竜也さんはVTRで、吉田さんのパパぶりについて「今が一番楽しいんじゃないですか。子どもが生まれて仕事も軌道に乗って。あと10歳若返りの薬が欲しい、と言ってました」と暴露。
さらに「まあ娘ちゃんが聞かん坊でね、なかなかやんちゃなレディーですけども。まぁデレデレですね! だからこそ(娘の存在が)鋼太郎さんの今の原動力、いろんな仕事をやっていく理由のひとつなんじゃないかなあと思ってます」と評しました。実は藤原さん自身も「激甘パパ」を自称しますが、吉田さんに関しては「そこを越えていくんじゃないか」というほど。
かつて、藤原さんが家庭を持つタイミングで引っ越しやファミリーカーの購入の資料を仕事の楽屋に持ち込んでいたところ、吉田さんから「お前も終わったな」と言われたことがあったそうです。
「ちょっとプライベートが不幸なほうが俳優ってストイックに良いものが出せるんだぜってことになっていた。(だから自分は)役者としてどうなのかな……と思っていたけど、吉田さんも僕と同じようなことやってます」「お嬢ちゃん、素敵な奥様、素敵な車、演出家、役者としても引く手あまたで。終わったな!」と、大笑いの藤原さんでした。
VTRを受け、吉田さんは「いやあ耳が痛いね」と苦笑しつつも「いいんです、家庭の方が大事ですから」ときっぱり。以前は夜な夜な役者仲間たちと酒を酌み交わし議論していましたが、今ではすっかりそんなこともしなくなり、「子どもといるほうが充実する。あんな人たちと何で飲んでたんだろう? 時間の無駄だったな、時間返してくれと思う(笑)」と言ってしまうほど、コロッと考え方が変わったというから驚きです。
「全然いいよ~♡」の激甘パパ
さらに、吉田さんの奥様が初めて番組アンケートに回答。お願い上手な娘に「パパお願い」と言われると目尻を下げて「いいよ」と何でも許可してしまうという吉田さんの素顔を明かしました。基本的にはおもちゃやお菓子が欲しいときにおねだりされることが多いといい、スタジオでその姿を再現した吉田さんは「全然いいよ~買おっ♡」とニッコニコ。
保育園に送っていく日も多いそうですが、ある日、教室に入る手前で吉田さんの足にぎゅっと抱き着いて娘が一言「パパと一緒にいたい」と行き渋り。「そしたらもうダメですよね。『急ですけどお休みさせてもらっていいですか?』と言って、そのまま一緒に銀座へ行ってプラネタリウムを見た。ママはちょっと苦笑いしてましたけどね」と、激甘エピソードが飛び出しました。
また、奥様アンケートでは「実はすごく家庭的で料理も上手。家の掃除もしてくれるので、おかげでいつも家はキレイです」という意外な一面も明かされました。吉田さんは「異常なくらいキレイ好き」と認め、どんなに疲れて帰宅してもすぐにソファに座って休むことはなく、部屋を片づけたい気持ちが勝つため「よしこれまず片づけよう」とスイッチが入るそう。結婚当初の奥様は、自分がソファでのんびりくつろいでいるときに、すぐそばであれこれ片づけようとする吉田さんに「ちょっとなんかうざいな」と嫌な顔をしていたものの、最近は慣れたといいます。
さて、62歳でパパとなり家族愛に目覚めた吉田さんですが、藤原竜也さんは役者仲間として「役者として苦労している彼をみてみたい、もっともっと飛び出していってほしい、解き放たれた野犬のように年齢関係なく突進していってほしい」という願望も吐露。
激励を受けた吉田さんは、「確かに言う通りだと思うんだけど、やっぱ娘のことと両立させなきゃいけない。自分の役者としてのモチベーションと、娘を大事にして娘と幸せに暮らす時間、これが一緒にならないっていうかな。どうしても交わらないかな。だから30代40代の頃みたいに、娘のこと放ったらかしで、芝居のことだけ考えてやるのが本当はいいのかもしれないけど、なかなか……」と、本音を語っていました。