「家事や育児は夫婦で分担したい」と考える人も多い昨今。しかし妻の中には、夫の家事に対して内心“不満”を抱えているケースもあるようで……？ インタースペース（東京都新宿区）が運営するウェブメディア「ママスタセレクト」が、「旦那さんの料理や後片付け」に関する調査を実施。その結果を発表しました。
「皿洗いの後のシンク周りや床が…」
調査は2024年7月20日・21日の2日間、子どもがいる人、妊娠中の人を対象に、インターネットリサーチで実施。1710人から有効回答を得ています。
夫の料理や後片付けで「実は迷惑だと感じていることはあるか」を聞いたところ、「ある」と答えた人が全体の46.2％に上り、2人に1人の妻が何らかの不満を感じていることが分かりました。「ない」と答えた人は25.0％にとどまっています。
「料理に関する不満」についてのコメントでは、「高価な食材や、次にいつ使うのか分からないような調味料を買ってくる」「計画して購入しておいた食材を勝手に使われる」といった声が。献立を決めて事前に食材の買い物をしている人にとっては、無駄な食材が増え、逆に予定していたものを勝手に使われると後の処理が大変……と感じてしまうのかもしれません。
「後片付けに関する不満」には、「シンクの中のものしか片付けずに、コンロや鍋を洗わない」「皿洗いの後のシンク周りや床がビショビショ」「洗い方が雑で洗い直しが必要」といった生々しい体験談が寄せられる結果に。中途半端な後片付けをする人もいることがうかがえます。結局、後片付けをやり直したり、やらなくてよかった掃除が発生したりするなど、気付いた妻側が“もうひと働き”しなくてはならないことへの不満が募っているようです。
一方で「（夫は）料理や後片付けをしない」と回答した人も28.8％いました。ただ、「料理や後片付けはしないけれど、子育てには積極的」「洗濯や庭の管理は旦那に任せている」というコメントもあったといい、同社は「家事の役割分担が明確な場合は、『旦那が料理や後片付けをしないから不満』とはなりにくいようです」と分析しています。
調査結果を受けて、同社は「解決策としては夫婦で家事のルールを決めておくこと、ストレスに感じる点を事前に伝えておくことなどが有効でしょう。例えば食材や調味料の有無、食器や調理器具の場所を分かりやすく説明しておくだけでも、お互いに気持ちよく台所が使えるはずです」「料理も後片付けも日々欠かせない家事の一つ。どのようなやり方がベストなのか、夫婦でことあるごとに話し合っていくことも大切です。それぞれの家庭にあった『わが家の形』を模索してみてはいかがでしょうか」とコメントを寄せています。
妻の皆さん、夫の料理や後片付けで「実は迷惑」と感じていること、ありますか？
オトナンサー編集部
