愛犬とのほほ笑ましいエピソードを描いた漫画「窓越しのぬくもり」が、Xで合計約4万3000件のいいねを集めて話題となっています。
自動車に乗って帰宅した作者。車の音に反応して、愛犬のぽんちゃんが窓越しにお出迎えをしてくれます。それがうれしくて、すぐに家の中に入らずに窓越しにぽんちゃんを構っていたところ…。読者からは、「いとおし過ぎる」「これが幸せか」などの声が上がっています。
飼い犬の塩対応ぶりもかわいく見える
この漫画を描いたのは、犬山スケッチさんです。Xで漫画を発表し、2025年1月には、『柴犬ぽんちゃん、今日もわが道を行く』(KADOKAWA)が出版されました。犬山スケッチさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.SNSで漫画を発表するようになった理由や経緯を教えてください。
犬山さん「漫画は、『とにかく何でもやってみよう!』という精神で描き始めました。イラストが好きでよく絵を描いていましたが、犬や猫はまったくと言っていいほど描けませんでした。『絵が好きで動物も好きなのに、飼っている犬が描けないなんて…!?』というショックから練習するようになり、それを続けて徐々に描けるようになりました。
すると、『人間誰しもやれば描けるようになる…!』という自信が湧き、それからさまざまな表現方法に手を伸ばして描くようになりました」
Q.このエピソードを漫画にして発表しようと思った理由を教えてください。
犬山さん「ぽんちゃんの表情の変わりようが面白くて、漫画にしました。私が帰宅すると、ヌルっとした動きではありますが、それでも全身を使ってお迎えしてくれます。それがかわいくて家の中に入れずにいると、だんだん塩対応になっていく…しかしその塩対応すらかわいい…。この気持ちをどう伝えようか、試行錯誤しました。
これ以外にも、窓越しのお迎えパターンはいろいろあるのですが、この『だんだん冷めていく対応』が一番多い気がします」
Q.ぽんちゃんは、他のご家族にも同じような対応をするのでしょうか。
犬山さん「父にもやっている気がします。しかし父の場合、窓より玄関に直行することが多いです。それもすっ飛んでいきます。
私の車の停車位置が窓の目の前、ということもあると思いますが、『よっこいせ』という感じのヌルっとした様子で窓から出迎えてもらう私と、玄関まですっ飛んで出迎えてもらう父とで、対応がずいぶん違う気がします」
Q.この作品にどのようなコメントが寄せられましたか。
犬山さん「窓から顔を出した母が、『まるでぽんちゃんの声を代弁しているようだ』というようなコメントが多く寄せられて、『そうなのかもしれない…!』と思いました。コメントによって違う見方もあると気付くことがあるので、本当にありがたいです」
オトナンサー編集部