強烈なキャラクターの女性社長について描いた漫画「入社一日で退職した話」（全12話）が、Instagramで合計3700以上のいいねを集めて話題となっています。
パソコン教室に就職が決まった女性。初出勤を前に社長が書いているブログを読んでみたところ、就活で面接した学生たちへの悪口雑言が並んでいました。嫌な予感がしつつも出勤し、ドアを開けると、そこには男性社員に怒鳴り散らす社長がいて…。読者からは、「ヤバすぎる」「今だったら大問題になってますね」などの声が上がっています。
はっきり理由を伝えて退職
この漫画を描いたのは、ずんさんです。Instagramとブログで漫画を発表しており、人気作品はKindleインディーズ漫画でまとめ読みできます。ずんさんに、作品についてのお話を聞きました。
※この記事では、全12話のうち9話までをご紹介しています。続きは、ずんさんのInstagramとKindleインディーズ漫画で読むことができます。
Q.漫画を描き始めたのはいつごろからですか。
ずんさん「5年ほど前、実家の商店の広告に載せる4コマ漫画を描き始めたのがきっかけで、Instagramを始めたのは4年前からです。当時、嫌なことが続いて病んでいたので、ストレス発散のために漫画に描いて人に見せたところ、『面白いからもっと他の人にも見てもらったら？』と言われました。するとたくさんの人たちから、『面白かったよ』『励まされたよ』と言ってもらい、自己肯定感が爆上がりしました。ありがたいことです。ストーリーはほぼ自分の実体験です。トラブルに巻き込まれやすいタイプなので、ネタに困らず助かっています」
Q.漫画「入社一日で退職した話」を描いた理由を教えてください。
ずんさん「『今まで出会った強烈な人』をテーマに漫画を描こうと思ったときに、この女性社長の顔がポンッと思い浮かびました」
Q.きちんと理由を告げて退職していますが、「フェイドアウトしよう」とは思いませんでしたか。
ずんさん「この人にはちゃんと、『あなた威圧的ですよ』と伝えておかないと、さらなる被害者が出てしまうと思ったので、ハッキリ理由を伝えて辞めました。でも、その後のブログを見て『ああ、全然気付いてもらえなかった…』と肩を落としました。会社に残った、従業員さん2人の無事を祈っています」
Q.この後、別の就職先は見つかりましたか。
ずんさん「はい、おかげさまで！ この後に入社した会社もブラックでしたが、この漫画の会社よりはマシだったので続けられました」
Q.漫画「入社一日で退職した話」に、どのようなコメントが寄せられましたか。
ずんさん「『ヤバ過ぎて、コントのネタかと思った』と言われて、『確かに』と笑ってしまいました。『ネタならば～ど～れほど～良かったでしょう（米津玄師の『Lemon』風に…）』残念ながら現実でした」
オトナンサー編集部
