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米空軍次期練習機選定、ボーイングとKAIの「譲れない戦い」とは T-Xまもなく決着へ

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米空軍の時期練習機選定がまもなく決着します。候補はふたつの陣営の機に絞られてきましたが、なかでも、ボーイングとKAIは互いに譲れない背景がありました。

米空軍の次期練習機をめぐる戦い

 アメリカ空軍におけるノースロップ・グラマンT-38「タロン」超音速ジェット練習機の後継機選定「T-X」がいよいよ本格的に始まろうとしています。

170908 tx 01ボーイングとサーブのT-X候補機、BOEING T-X(画像:ボーイング)。

 各飛行機メーカーは自陣営の航空機を続々登場させており、候補には韓国のKAI(韓国航空宇宙産業)とロッキード・マーチンが共同開発したT-50「ゴールデンイーグル」、ノースロップ・グラマンが開発したT-37の発展型、イタリアのレオナルドとレイセオン(米)が共同開発したT-100「マスター」、そしてスウェーデンのサーブとボーイングが開発したBTX(BOEING T-X)などが名乗りをあげました。

 しかし2017年に入ってからレイセオンとノースロップ・グラマンが選定開始以前に次々とドロップアウトを表明、現在はKAIとロッキード・マーチンのT-50、サーブとボーイングのBTXによる事実上の一騎打ちとなっています。

 T-50およびBTX両者ともに、異なる優位点を持っています。

 まずT-50は元の開発国である韓国空軍をはじめ、すでに多くの国に導入された実績があるため、採用のリスクが低いメリットがあります。なおT-50はすでに3機が墜落していますが、これらは機体の欠陥ではなく、あらゆる航空機で起こりうる人的要因の事故であることが明らかになっています。

 一方のBTXは、アメリカ空軍T-Xのために開発されたまったく新しい練習機であり、空軍のニーズに対してはより適合性が高く、またコスト面における優位点を持ちます。

各社がT-Xに力を入れるもっともなワケ

 アメリカ空軍T-Xは事実上、F-35のパイロット候補生に対する練習機として使われることになります。つまりT-Xの勝者は「F-35との組み合わせに最適な練習機」であるというお墨付きを得るわけですから、今後間違いなくF-35導入国への売り込みにおいて最有力候補となるでしょう。

 それはF-35Aを導入する航空自衛隊も例外ではなく、アメリカ空軍T-Xに参戦中の各航空機メーカーはすでに、将来ありうる「川崎T-4練習機の後継機」を視野にいれた予備的な活動を水面下で行っています。

 アメリカ空軍T-Xの勝者は350機の受注を得ることが確定しており、また最終的に追加発注や輸出などで1000機の生産を見込めるとあって、21世紀初頭最大の練習機調達計画としてロッキード・マーチン&KAI陣営、ボーイング&サーブ陣営ともに勝利は譲れないところでしょう。

KAIとボーイング、なぜここが正念場なのか

 なかでも、ここでの勝利が自社の命運を左右するであろう、厳しい立場にあるのがKAIとボーイングです。

170908 tx 02ロッキード・マーチンとKAIの共同開発機、T-50「ゴールデンイーグル」米空軍型は2016年に初飛行した(画像:ロッキード・マーチン)。

 KAIはもともとT-50を1000機販売する計画を立てていたものの、T-50自体「高性能だが練習機としては過剰であまり売れていない」という現実があり、KAI、ひいては韓国の航空産業全体が飛躍的発展を遂げるかどうかの分水嶺になっています。

 一方のボーイングはさらに深刻です。統合打撃戦闘機(JSF)プログラムにおいてロッキード・マーチンF-35に敗れたボーイングは現状、F/A-18E/F「スーパーホーネット」およびF-15E「ストライクイーグル」といった旧世代の戦闘機を性能向上しつつ細々と生産し続けているにすぎません。幸い2017年にはカタールがF-15QAを採用決定するなど延命に成功していますが、いずれにせよ風前の灯である状況はかわりません。もしT-Xに敗北したならば、ボーイング社の保有する伝統あるセントルイスの戦闘機工場は、存続の危機に立たされることになります。

 T-Xの初期運用能力獲得(実用化)は2024年、勝者はまもなく発表される予定です。

【写真】現行練習機、T-38「タロン」

170908 tx 03T-38「タロン」は1959年に初飛行、運用開始は1961年で、2017年現在、現役。アメリカ空軍はじめ各国で採用された(画像:ノースロップ・グラマン)。

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