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「ずっと犠牲やん」。岡崎が示した献身性と周囲との連動性。間違いなく日本の戦力になれる

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日本代表の岡崎慎司【写真:Getty Images】

日本代表の岡崎慎司【写真:Getty Images】

日本代表は12日、国際親善試合でパラグアイと対戦して4-2と逆転勝利を収めた。この試合で先発したFW岡崎慎司は、前線からプレスをかけ続けるなど持ち味の献身性を発揮。さらに周囲と連動することでチームの攻撃を活性化させた。当初はコンディション面を不安視されたが、調整は順調で本大会での貢献も期待される。(取材・文:元川悦子【インスブルック】)

全員の心を支えた闘争心

 日本代表は12日、国際親善試合でパラグアイと対戦して4-2と逆転勝利を収めた。この試合で先発したFW岡崎慎司は、前線からプレスをかけ続けるなど持ち味の献身性を発揮。さらに周囲と連動することでチームの攻撃を活性化させた。当初はコンディション面を不安視されたが、調整は順調で本大会での貢献も期待される。(取材・文:元川悦子【インスブルック】)

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「ずっと犠牲やん」

 後半29分に原口元気と代わってベンチに下がった時、岡崎慎司は開口一番、こう言った。

 12日の2018年ロシアワールドカップ前最後のテストマッチ・パラグアイ戦(インスブルック)での74分間で背番号9が見せた仕事はそれほど献身的かつ泥臭いものだった。

 2017年9月の最終予選最終戦・サウジアラビア戦(ジェッダ)以来の代表1トップに陣取った岡崎に課せられた最重要テーマは、プレスのスイッチをどう入れるかであった。

 西野朗監督率いる新体制2戦目となった8日のスイス戦(ルガーノ)で「前から行くべきか後ろに引いて守るべきかの判断が曖昧になっている」という課題が出て以来、選手たちはそのメリハリをどうつけるのかを徹底的に話し合ってきたからだ。

 ただ、その統率役だった長谷部誠と吉田麻也はベンチスタート。影響力のある本田圭佑も外からゲームを見守る立場にいる。キャプテンマークを巻いたのは山口蛍ではあったが、やはりこの日最年長の岡崎に託される役割は大きかった。

「相手ボランチを見ながら、センターバックに(プレスに)行って、サイドバックにボールを出されても、ボランチを見ながら戻るというのはレスターでもやってきたこと。相手にどれだけ嫌なプレーをするかということに対しては意気込みがある」と本人も語気を強めたように、最前線に陣取った背番号9は頭から相手を追い回し、積極果敢にプレッシャーをかけにいった。

 トップ下の香川真司、サイドの武藤嘉紀、乾貴士もそれに連動して相手を追い詰めていく。したたかな南米勢のパラグアイはなかなか高い位置でボールを奪わせてはくれなかったが、それでも諦めずに走り続けるのがこの男の真骨頂。前半0-1でリードされていても、全員の心が折れなかったのは、32歳のベテランがそれだけの闘争心を全身で表現していたからだろう。

標高1200mの高地で効果的な調整

 後半に入って乾の2得点で逆転に成功してからは、大迫勇也(ケルン)と2トップを組んで守備のスイッチを入れた。もちろん岡崎自身も無尽蔵の走りを見せられるわけではないから時に下がり気味の位置にとどまっている状況も見られたが、相手の運動量も落ちたこともあって彼がゴール前に出ていく回数は格段に多くなった。

 その最たる例が後半24分の決定機。大迫がペナルティエリア右外から放ったシュートがGKに弾かれ、自身の目の前にボールが来た絶好のシーンである。これを侍ストライカーは惜しくもシュートミス。代表通算51ゴール目はお預けとなってしまった。

「あれはオフサイドだと分かっていたので気を抜いてシュートを打った」と本人は淡々としていたが、それでも決まっていたら気分的には違っていたはず。フィニッシュの精度を高めていくことは残り1週間の課題だろう。

 結局、ゴールという目に見える成果は出せなかったものの、パラグアイ戦の岡崎の74分間はガーナ戦の31分間に比べるとはるかに動きがよくなっていた。6月2日に直前合宿地・ゼーフェルト入りした頃は左足首の状態が万全ではなく、体も重そうだったが、標高1200mの高地で全体練習意外の追加ランニングなどをこなしたことで、スムーズに走れるフィジカルを取り戻しつつあるようだ。

「もともとオーストリアのキャンプ、高地は苦手なんですよ」と彼自身も明かしたが、インスブルックも574mと標高がやや高い。そこでこれだけ走れたのならば、200m以下の低地であるロシアに行ってからは問題ない。武器である献身的な走りができれば、岡崎は間違いなく日本の戦力になれる。そのメドが立ったことは西野監督にとっても心強い要素だったに違いない。

「落選候補」から復活。自信と手応えを胸に

 右サイドでアグレッシブさを見せ、乾の2点目の起点を作った武藤、後半途中から出てきてボールを収める能力の高さを今一度示した大迫を含め、FW3人が揃って多彩な役割をこなせることが分かったのも、この試合のプラス要素と言っていい。

 岡崎であれば、1トップも2トップも問題ないし、パラグアイ戦で武藤が担ったような右サイドでのダイナミックな走りも披露できるだろう。大迫・武藤という2トップもあり得えるし、1トップで1人1人が攻守両面で体を張ることも可能だ。西野監督は1週間後に迫った本番を視野に入れ、誰をどう起用するのがベストなのかを模索し続けていくはずだ。

 そんな中、過去2回のワールドカップに出た岡崎の感覚と経験値に頼る部分は少なくない。

「前回のワールドカップでいえば、コートジボワール戦は凄く暑くて、意外にヤヤ・トゥーレやディエなどのボランチが余裕でボールを持っていて、誰が行くのかというところの対処が少し難しかった。

 今回、1つのベースはできたから、次はコロンビアを徹底的に分析することが、日本のひとつの武器になると思う。それを頭に入れたうえで、あとは選手個人の守備の行き方やチームとしてまとまるところをやらないといけない」と背番号9はブラジルで勝負の分かれ目になったポイントを改めて述懐していたが、その教訓を生かしながら、守備のスイッチ役を的確にこなしつつ、攻めに転じる迫力を出せれば、3大会連続ゴールは十分あり得そうだ。

 今回はギリギリまで「落選候補」と言われた32歳の点取屋の復活が日本にもたらすものは少なくない。ここで得た自信と手ごたえを胸に、さらにコンディションを高められれば、決戦の地・ロシアで重要な存在となるだろう。

(取材・文:元川悦子【インスブルック】)

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